CEATEC 2024における産総研グループの取り組み
2024年10月、幕張メッセで開催されるデジタルイノベーションの総合展「CEATEC 2024」に、産業技術総合研究所(産総研)とその関連会社、AIST Solutionsが出展します。イベントは10月15日から18日までの4日間にわたり、多くの来場者が見込まれています。今年のCEATECでは、「未来」と「夢」をキーワードに、オープンイノベーションによって様々な企業との連携を図り、事業発展を支援していく方針です。
イベントでは、昨年の動員数が9万人を超えたことからもわかる通り、多くのビジネスチャンスが期待されています。産総研グループは、マテリアルDX、デジタルプラットフォーム、AIおよび半導体、エナジーソリューション、サーキュラーエコノミー、バイオウェルビーイング、スタートアップの七つのテーマで出展を行います。
新たなビジネスの紹介
特に注目を集めるのが、「ブルーエコノミー」に関する新たな取り組みと、洋上風力発電に関連する新技術です。ブルーエコノミー事業では、未利用の海洋エネルギーを環境に配慮し、安全に活用する技術、具体的にはビッグデータの解析や海洋環境評価技術が紹介されます。そして、2030年から2050年にかけての洋上風力発電の大量導入に向けて、コスト効果の高い評価及びメンテナンス技術もお披露目される予定です。このような取り組みは、産総研グループが提唱する「Society 5.0」の実現に向けた重要なステップとなるでしょう。
パネルディスカッション
また、10月15日には、テーマ「Technology x Marketing ユニコーン創出の未来社会へ」としてパネルディスカッションが予定されています。このセッションでは、ディープテックスタートアップの創出を目指し、産総研グループが進めている社会実装への取り組みや未来のビジョンについて議論されます。経営者や研究者が集まり、明るい未来を共に描いていくことが狙いです。
産総研グループの多様なテーマ
1. マテリアルDX
最新の製造プロセスや分析装置を駆使し、効率的なマテリアルの開発を目指します。
2. デジタルプラットフォーム
生成AIを利用した材料開発の迅速化を図ります。
3. AI・半導体
オープンソースのEDAツールを用いたチップ開発サポートを提供します。
4. エナジーソリューション
温室効果ガスの排出量を可視化し、持続可能なエネルギー利用を目指します。
5. サーキュラーエコノミー
循環経済を形成するための事業基盤を整えます。
6. ウェルビーイング
高齢社会に向けた働き方の選択肢を多様化します。
7. スタートアップ
新たな事業創出を支援し、産総研との連携による価値の向上を図ります。
CEATEC 2024の概要と参加方法
CEATEC 2024は、電子情報技術産業協会が主催する国内最大級の展示会で、最新の技術や製品が紹介されます。興味のある方はぜひ、公式ウェブサイトを確認し、参加申し込みを行ってください。
CEATEC 2024公式サイトはこちら
産総研グループブースはホール7、ブース番号7H410です。皆様のお越しをお待ちしています。