富士薬品が紀の川市と健康推進協定を締結
2024年7月26日、株式会社富士薬品は和歌山県紀の川市と包括連携協定を結び、地域住民の健康づくりを支援することを発表しました。この協定は、富士薬品が主力事業としている配置薬を活用し、地域の健康促進に寄与することを目的としています。
この協定は紀の川市役所で行われた締結式で正式に発表され、富士薬品の代表が出席しました。紀の川市は2012年に策定した「紀の川市健康増進計画」に基づき、「食べて、動いて、笑って、のばそう健康寿命」をスローガンに地域住民の健康を促進する多様な取り組みを行っています。
一方で、富士薬品は「とどけ、元気。つづけ、元気。」というスローガンを掲げており、医薬品の販売だけに止まらず、調剤薬局やドラッグストア、研究開発に至るまで幅広い医療サービスを提供しています。特に配置薬の販売は、営業員がお客様の家を定期的に訪問し、必要な薬を届けることで、地域に根付いたサービスを展開しています。現在、紀の川市内では約1,500軒の家庭で利用されています。
協定の詳細
本協定での取り組み内容は多岐にわたります。以下の主な活動が予定されています:
1.
セルフメディケーションの強化:配置薬の営業員は登録販売者の資格を持ち、OTC医薬品の適正使用に関する情報提供を行います。
2.
防災・災害支援:災害時には市の施設への防災備蓄品の無償提供や医薬品と防災グッズの供給を行います。
3.
健康情報の発信:紀の川市との連携を通じて、健康診断の促進や事故防止に関する啓発活動を行います。
4.
高齢者等の見守り:訪問による新たな見守り活動を進め、地域の高齢者の安全と生活の質を向上させていきます。
これらの取り組みを通じて、富士薬品は地域住民の健康向上に努めるとともに、地域の様々な課題に対する解決策を提供していきます。
富士薬品のプロフィール
富士薬品は1930年に富山県で設立され、現在では医薬品の研究開発、製造販売、配置薬、調剤薬局事業などを展開する複合型の企業です。同社は全国で1,271店舗のドラッグストア「セイムス」を運営し、地域に密着したサービスを提供しています。富士薬品の目標は、全ての人々が豊かで健康的な生活を送れるようサポートすることです。
この新しい協定により、富士薬品は紀の川市の健康づくりを支える大きな役割を果たすことになるでしょう。今後の取り組みに期待が寄せられています。