ブレインパッドが新たに提供するダッシュボード構築プログラム
2023年7月、株式会社ブレインパッドが新しい「実践型ダッシュボード構築支援プログラム」の提供を開始しました。このプログラムは、企業が自社のデータを活用する起点として、データの可視化やビジュアル化、基礎分析を目的としています。
プログラムの背景
ブレインパッドでは、米国のTableau Software社との提携などを通じ、さまざまな企業にBIツールの導入を支援してきました。しかし、企業からは「工具を使いこなせても、実践に活かせていない」という声が上がっていました。このような課題を受けて、約3か月で実務に役立つダッシュボードを構築できるプログラムを設計したのです。
プログラムの内容
プログラムは4つの段階に分かれており、最初の2段階で基本的なスキルを座学と演習で習得します。第3段階ではハンズオン形式でのダッシュボード構築を行い、最後の第4段階として2か月間のブートキャンプを実施します。ここでは、専門家の支援を受けながら、自らの課題に基づいたダッシュボードを自立的に開発することが求められます。
このプログラムを通じて、参加者はデータ環境や特有の課題に応じたダッシュボードの最適解を得ることが可能になります。さらに、プログラム終了後も担当者が自分の部署の問題解決に役立つダッシュボードを作成できるようになることを目指しています。
ケーススタディ
株式会社静岡銀行の事例を通じて、このプログラムの有効性が評価されています。静岡銀行はデジタル技術やデータを活用して高付加価値営業を実践しています。プログラムは、受講者が必要な分析要件の設定や視標の選定を学び、自ら課題に基づいてダッシュボードを構築することで、デジタル人材の育成にも寄与します。
今後の展開
ブレインパッドは、このプログラムを製造業や小売業界など他の業界にも展開する意向を示しています。企業のニーズに即したダッシュボードは、業界によって異なるため、それぞれの実態に合った内容を提供することが求められます。
結論
「実践型ダッシュボード構築支援プログラム」は、データ活用を加速するための重要なステップを提供しています。データを理解し、意思決定を支えるための土台を築くこのプログラムにより、企業はさらなる成長を目指すことができるでしょう。