大成功で閉幕した「SusHi Tech Tokyo 2025」
2025年5月8日から10日まで、東京ビッグサイトで開催された「SusHi Tech Tokyo 2025」は、過去最大規模の参加者を誇り、サステナブルな都市づくりをテーマにした国際的なイノベーションの場となりました。
イベントには、世界100の国・地域から57,698人もの参加者が集まりました。これにより、東京発の未来志向の取り組みが国際的に広がるきっかけともなりました。特に印象的だったのは、出展したスタートアップが607社に達し、前年よりも173社増加。海外からも506名の投資家が参加し、登壇者も615名に上りました。これらの数字はすべて過去最多を記録しています。
幅広いパートナーシップ
本イベントは、都市や企業、大学、NPOなど様々なセクターからの参加者が集結し、計148本の関連セッションを行いました。それぞれのセッションでは、今後の都市の未来について多角的に議論され、質の高い情報交換が行われました。特に、スタートアップと大企業、行政との間で商談件数は6,136件以上に達し、マッチングの質と量が向上しました。これにより、ビジネスの実現に向けた重要な一歩が踏み出されました。
グローバルなコンペティション
「SusHi Tech Challenge 2025」では、657社が参加し、特に注目すべきは国内365社と海外292社がエントリーしたことです。このコンペティションは多様な国々からの挑戦を受け入れ、最終的にグランプリを獲得したのは3D Architech Inc.で、1,000万円の賞金が授与されました。今回のピッチコンテストは、単に評価を競う場ではなく、国際的なネットワークを築く貴重な機会でもありました。
ダイバーシティの実現
登壇者の中で女性の比率は45%、海外出身者も50%にのぼり、多様性の象徴とも言えるイベントとなりました。サステナビリティ、AI、量子技術、都市政策、起業支援などの最新の話題が取り上げられ、参加者は幅広い視野を持つことができました。
未来を担う若者たち
新たに設けられたパブリックデイには、若年層を中心に多くの家族連れや学生が訪れ、先端技術の体験コーナーが特に人気を集めました。来場者の35%が10代、29%が20〜30代であり、次世代の参加が注目されたことが示されています。このような世代を超えた参加は、都市未来の関心と期待を高める結果となりました。
次回の展望
次回「SusHi Tech Tokyo 2026」は、2026年4月27日から29日まで再び東京ビッグサイトで開催される予定です。さらなる国際的な連携を促進し、都市課題解決に向けた先進技術の発信を目指すとのことで、多くの期待が寄せられています。
今後の詳しい情報については、公式サイトやオフィシャルレポートをご確認いただければ幸いです。イベントの成功は、2050年に向けた東京の戦略をさらに強化する原動力になることでしょう。