近畿大学附属広島高等学校・中学校が行う芸術鑑賞会
近畿大学附属広島高等学校・中学校(広島県東広島市)は、2025年11月10日(月)に全校生徒を対象とした『芸術鑑賞会』を開催します。このイベントでは、劇団マグネットワールドによる作品『NEENA(ニーナ)』を上演し、生徒たちに「ひとつの命」の尊さと平和の大切さを伝える機会となります。
芸術鑑賞会の目的
この芸術鑑賞会は、芸術を通じて豊かな感性を育むことを目的としており、毎年秋には演劇、古典芸能、音楽といった多様な分野の鑑賞を実施しています。今年は地雷探知犬ニーナの物語を通じて、平和について深く考える機会を提供します。
『NEENA』のストーリー
本作は、地雷探知犬のニーナと青年が共に危険な任務に挑む姿を描いています。カンボジアを始めとする世界各国の戦争地域では、今も多くの地雷が埋められており、その影響で多くの命が危険にさらされています。地雷は、ひとつあたり約300円で製造され、戦争の中では安価で使用される兵器として広く利用されてきました。
『NEENA』では、地雷除去に取り組む人々の勇気と、命の尊さを見つめ直す内容が織り込まれており、観客に深いメッセージを届けます。
生徒たちへの影響
参加する生徒たちは、地雷問題を通じて「平和の尊さ」を学び、自身の心の中で平和とは何かを考えるきっかけを得ることができます。感動的な舞台を通じて、命の重みや平和の重要性を実感することで、他者を思いやる心が育まれるでしょう。
開催概要
- - 日時: 令和7年(2025年)11月10日(月)
- 午前の部: 中学生、高校3年生 10:00~11:45
- 午後の部: 高校1・2年生 13:30~15:15
- - 場所: 東広島市芸術文化ホールくらら(広島県東広島市西条栄町7-19、JR山陽本線「西条駅」から徒歩約4分)
- - 対象: 近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校全校生徒1,108人
劇団マグネットワールドの紹介
劇団マグネットワールドは1990年に設立された専門の演劇団体で、全国の学校を中心に芸術鑑賞会を行っています。彼らは「平和」「命」「人権」「絆」などのテーマを基に、教育現場でも高く評価される作品を創作しています。臨場感あふれる演出と深いメッセージを持つ脚本が特徴で、多くの学校で感動と学びを届けています。『NEENA』や『HELLO! HELLO! HELLO!』など、いのちと平和を描いた作品に触れるチャンスです。
結び
近畿大学附属広島高等学校・中学校の芸術鑑賞会は、ただの観劇ではなく、生徒たちにとって思考を促し、心に残る体験となることでしょう。この機会を通じて、多くの若者が命の尊さと平和の重みを感じ取り、未来をより良いものにするための一助としてくれることを期待しています。