中高生による福島環境ツアーの実施
首都圏の中高生による特別なプログラム「GOALs」が11月2日から3日にかけて開催され、参加者が福島県の環境について学ぶ「福島、その先の環境へツアー」を実施します。主催は麗澤中学・高等学校のSDGs研究会である「EARTH」が手掛け、環境省の後援を受けています。
この取り組みは、2021年度からスタートした首都圏の中高5校の連携プログラムの一環であり、これまでに「福島から考える持続可能な未来」をテーマに様々な探究学習を進めてきました。特に2023年度は、歴史的な震災の教訓を風化させることなく、福島の美しい自然を後世に伝えるために、地元企業と協力してオリジナルのハンドタオルを商品化しました。このハンドタオルは、オーガニックコットンを使用し、持続可能な環境への関心を高めるためのツールとなっています。
ツアーの内容と目的
2025年度のこのツアーの目的は、同世代の中高生に福島の現状を伝え、共に持続可能な環境への理解を深めることです。企画のポイントとしては、次の4つが挙げられます:
1.
姉妹校のメンバーが浜通り地域を訪問念願のオリジナルツアーを計画 : GOALsメンバーが実際に現地を訪れ、ツアーの内容を企画しました。
2.
学びのパートナーとしての役割 : 24名のGOALsメンバーが、他校からの22名の生徒をナビゲートします。
3.
実体験を通じた学び : 綿花収穫体験や福島で活躍する地域の人々との対話を通じ、福島の「過去」、「現在」、「未来」を学びます。
4.
少人数での対話重視 : 小規模でのグループ対話により、ただ知識を得るのではなく、感じ考える時間を持ちます。
ツアー概要
日程・スケジュール
- - 事前ミーティング: 10月26日 10:00~12:30(東京都内)
- - スタディーツアー: 11月2日~3日
- - 事後ミーティング: 11月9日 10:00~12:30(東京都内)
訪問先
主な訪問内容
- - 11月2日: 東日本大震災・原子力災害伝承館や震災遺構を見学し、実際の出来事を学びます。
- - 11月3日: コットンフィールドKITENでの綿花収穫体験など、地元の文化を深く知る機会を提供します。
参加者
- - 生徒43名(ツアー参加生徒20名、GOALs生徒23名)、引率教員12名
- - 参加学年: 中学2年から高校2年
まとめ
the「GOALs」プログラムを通じて育成された中高生たちが福島の環境を学び、地域の人々との関わりが持続可能な未来を創るための一歩となることが期待されています。環境問題への理解を深め、その先にある「共に生きる未来」を実現するため、本ツアーは重要な役割を果たすことでしょう。
「福島、その先の環境へツアー」での学びが、参加者全員にとって意義深く、今後の活動に繋がることを願っています。