リモートチームをつなぐ新しいツール
新型コロナウイルスの影響を受け、企業はリモートワークの導入を急激に進めています。最近の調査によると、IT関連の意思決定者の54%がコラボレーションツールへの投資を増加させる意向を示しており、76%がこれらのツールの活用が優秀な人材を引き寄せる要因になると考えています。
このような状況の中、AsanaとMicrosoftは新たな連携を発表しました。具体的には、Microsoft Teamsを通じてAsanaの機能が強化され、リモートチーム同士のコラボレーションがさらに円滑になることが期待されています。Asanaの製品部長、Alex Hood氏は「分散型勤務の推進に伴い、多くの社員がコラボレーションツールを活用するようになってきました。この連携により、チームが物理的に離れていても、透明性や責任の所在を明確にすることが可能になります」と述べています。
Asana for Microsoft Teamsの特徴
Asanaの新機能、Asana for Microsoft Teamsを利用することで、以下のアクションが簡単に行えるようになります。
- - タスクへの変換: Teams内の会話をワンクリックでAsanaの具体的なタスクに変換。これにより、誰が、いつまでに、何を完了させるのかを即座に把握できます。
- - 自動通知: 重要なタスクやプロジェクトの更新情報をボットテクノロジーを利用して直接受け取れるため、常に最新の状況を把握することが可能です。
- - 詳細な情報の共有: チームメンバーと協力してタスクのステータスや進捗を簡単に伝達し、より良いコミュニケーションを促進します。
- - タスクの検索: Microsoft Teams内で直接Asanaのタスクやプロジェクトを検索し、他のメンバーと共有できるため、効率的な作業が実現します。
Microsoft社の担当者、Mike Ammerlaan氏は「Microsoft Teamsの利用が増加している理由は、リモートワークの普及が背景にあります。Asanaとの提携により、より多機能なコラボレーションツールを提供できるようになりました」と強調しています。
さらなる連携の可能性
AsanaとMicrosoftは、他にもさまざまな連携機能を展開しています。たとえば、Microsoft OutlookのメールをAsanaのタスクに変換したり、OneDriveと連携してファイルを簡単に添付したりできます。また、Power BIを使ったカスタムダッシュボードの作成や、Power Automateを通じてのプロセスの合理化も行えます。
こうした機能により、これからの分散チームにおいても、効率よく仕事を進めるための環境が整ってきています。
まとめ
Asanaの新しいツール群は、分散したチームにおいても一体感を保ちつつ、仕事の進行を明確にするための効果的な手段を提供しています。ウェビナーやコミュニティを通じて、さらに詳しい情報や活用方法を学ぶことができるので、興味がある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
Asanaはカリフォルニア州サンフランシスコを拠点に、世界中でサービスを展開し、さまざまな業界の企業に利用されています。デジタルトランスフォーメーションからプロジェクトの管理まで、多岐にわたる用途に対応しています。