ファッションD2Cプラットフォーム『picki』が6000万円の資金調達を完了

ファッションの未来を創る『picki』

ファッション業界に新しい風を吹き込むD2Cプラットフォーム『picki』が、総額6000万円の資金調達を実施しました。この資金は、インフルエンサーやクリエイターによるオリジナルブランドの立ち上げを全力でサポートするために活用される予定です。

D2Cプラットフォーム『picki』とは

『picki』は、ファッション分野での影響力を持つインフルエンサーが、自らのブランドを立ち上げ、ECサイトで直接販売できるプラットフォームです。代表の鈴木氏は、中国や韓国でのアパレル業界の長年の経験を活かし、質の高い生産体制を構築しました。これにより、インフルエンサーは自身のブランドを短期間で具現化できる環境が整っています。

同プラットフォームでは、商品の企画から生産、販売、物流までを一貫してサポートし、ただ商品を売るだけでなく、クリエイターの思いやストーリーも届けることを大切にしています。これにより、消費者との繋がりを強化し、ブランドの独自性を際立たせる取り組みを行っています。

インフルエンサー支援の背景

最近、ファッション系インフルエンサーの数は急増しており、多くの人が「自分もブランドを持ちたい」と考えるようになっています。しかし、実際にブランドを立ち上げるための具体的な知識や道筋はあまり知られていないのが現状です。これに対処するために、鈴木氏は『picki』を設立しました。

ファッション業界の現状は、製造から販売までが細分化されており、クリエイターが直接関与することは困難でした。『picki』はこの構造を変え、インフルエンサーが自らの手でブランドを構築できるようにサポートする仕組みを整えています。このような背景があるからこそ、インフルエンサーたちが安心してブランド立ち上げに取り組めるのです。

将来の展望

今後、鈴木氏は『picki』を通じてファッションクリエイターのための明確なステップアップモデルを構築していく考えです。これは、他の業界の成功例、例えば音楽業界のように、インフルエンサーが自らのキャリアを段階的に進めていける道筋を用意することを目指しています。また、次世代のファッションスターを生み出すために、イベントやオーディションなどの活動も進めていく予定です。

『picki』は、日本のファッション業界に新たなエンターテインメント性をもたらし、誰もがクリエイターとして夢を追える環境を作る挑戦をしています。鈴木氏自身も「自分の好き」を大切にする世の中を創りたいと語っており、その思いはこのプラットフォームに込められています。

まとめ

『picki』は、ファッションD2Cプラットフォームとして、インフルエンサーの夢を具現化するための強力なパートナーです。6000万円の資金調達を経て、さらなる発展が期待されます。クリエイターたちが自身のブランドを立ち上げ、新しいファッションの潮流を生み出していく様子は、今後も注目が集まるでしょう。ファッションに情熱を持つ若い世代の挑戦を、私たちも一緒に応援していきたいと思います。