インドネシアにおける施工管理職採用面接
協同組合ペイジアが2025年12月、インドネシアのカラワンにて、大学卒業生を対象に施工管理職の採用面接を実施しました。本面接は、高度専門人材の需要増加に対応するため、多くの企業との連携の下、計画的かつ継続的な人材採用を目指したもので、地元のPT.Sahabat Japang Indonesiaと協力しています。
開催概要
- - 日時:2025年12月
- - 会場:カラワンのSJI学校内
- - 所要時間:約5時間(休憩含む)
面接中は在校生が参加者をお出迎えし、アットホームな雰囲気の中でスタートしました。採用人数は3名で、北海道内にて施工管理職を募集し、住居支援や家賃補助を提供します。
候補者の特徴
採用候補者は、インドネシアの大学を卒業した6名が集まり、その内3名が合格しました。これらの候補者は、以下のような特徴を持っています。
- - インドネシア国立工科大学の4年制卒業生
- - 土木学科や設営学科の専攻
- - オートキャドや測量機器の使用に熟練している
- - インターン経験があり、日本語資格を持っている場合もあり。
面接の流れ
面接は以下の流れで実施されました。
1.
企業説明:来日後の業務や生活についてのギャップを減らすため、詳細な説明がなされました。
2.
個別面接:各候補者は約30分間、自身のプレゼンテーションと質疑応答を行いました。特に、彼らの持っている作品をもとにした自己PRが行われ、技術的な習得度が伺えました。たとえば、オートキャドで作成された設計図などが紹介され、非常に高い技術水準が評価されました。
面接では、職歴やキャリアプラン、寒冷地での生活環境、イスラム教徒としての暮らしに関する質問もありました。候補者たちは、自らの経験や希望を具体的に語る姿勢が印象的でした。特に、日本の土木技術を学びたいという熱意や、日本の文化に配慮して生活したいという誠実な意向が見られました。
3.
合格発表:合格者は、約10カ月の日本語学習を経て、日本入国を目指します。
今後の取り組み
協同組合ペイジアは、持続的な人材確保と技能向上を目指し、今後も積極的に取り組みを進めていく構えです。受け入れ企業、外国人技能実習生、通訳、送り出し機関との連携を強化し、お互いの利益に寄与するパートナーシップを築くことを目指しています。法律や制度が複雑に絡む中、研修を重ねることで、法令を遵守した体制の構築にも努めます。
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本組合は、すべての関与者がパートナーであるとの考えのもと、多くの人々が協力し合い、共に成長していくことを大切にしています。