多拠点生活を実現する「ADDress」の資金調達が始動
最近、住まいのサブスクリプションサービス「ADDress」が、株式投資型クラウドファンディングのプラットフォームであるイークラウドを通じて新たな資金調達を開始しました。この取り組みは、特に多拠点生活を望む人々にとって大きな関心を集めています。2024年9月28日より、投資の申し込みが受け付けられる予定です。
サービスの概要と背景
ADDressは、国内外約300か所で多拠点生活を可能にする住まいのサブスクリプションサービスを提供しています。このサービスは、地方と都市部の癖を考慮しながら、新たなライフスタイルを提案するものです。特に人口減少や高齢化が進む地方では、地域への関心を高め、その地域に関わることができる「関係人口」の創出が求められています。
一方、都市部ではリモートワークの浸透もあり、自分のライフスタイルに合わせた生活を求める声が増えてきています。このような中で、ADDressのようなサービスは、都市と地方の架け橋となることが期待されています。
資金調達の詳細
今回の資金調達は、目標額が3,000万円、上限が9,990万円で予定されています。この資金は、ADDressのサービスやシステムのさらなる発展に役立てられるとされています。また、ADDressは会員数を前年比147%に増加させるなど、サービス展開を加速させています。
法案成立による後押し
今年5月には、「二拠点生活」を促進する法案が成立しました。この法の成立により、ADDressのようなサービスの利用が促進されることが見込まれています。これにより、地域と都市との関係を格段に強化することができ、さらなる発展が期待されています。
新たな連携と戦略
その中で、ADDressは自治体や事業者との連携を強化し、新しい料金プランも導入して会員数を増やしています。代表の佐別当隆志氏は、公共政策にも積極的に関与しており、シェアリングエコノミーを活用した施策を提案しています。
さらに、自治体との協力を深めるために、アルバイト仲介アプリを運営する「タイミー」や、オンライン産直マルシェを手掛ける「雨風太陽」といった関連企業との提携も進めています。これにより、地域のニーズに応じた柔軟なサービスを提供していく方向です。
コミュニティラウンドの意義
この度の資金調達は、ADDressが強化を進める「コミュニティラウンド」の一環です。ファンやユーザーからの支援を受けることで、サービスの向上を図る狙いがあります。今後も、株主との密接な連携を強化し、より多くの仲間とともにサービスを発展させていきたい考えです。
まとめ
「ADDress」は、都市部と地方をつなぐ架け橋として、多拠点生活が広がる手助けをしています。今後の新しいライフスタイルの実現に向け、資金調達を通じてさらなる新たな展開が期待できるでしょう。このサービスに興味を持つ方は、ぜひ投資を考えてみてはいかがでしょうか。