教員意識調査2024
2024-07-12 16:20:51

教員意識調査2024!教育現場のリアルと未来を語る。児童・生徒に薦めたいテレビ番組は?

教員意識調査2024:教育現場のリアルと未来を語る



ジブラルタ生命保険株式会社が実施した「教員の意識に関する調査2024」の結果が公開されました。全国の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の教員2,000名を対象に、教職に対する意識や教育現場の現状、そして未来への期待について調査が行われました。

教員生活の充実度:平均は69.1点、60代が最も高い



自身の教員生活の充実度を100点満点で評価すると、平均は69.1点でした。年代別では、60代が最も高く、男性で74.9点、女性で84.0点でした。長年の経験と実績を通して、教員としての役割を全うできているという実感や、これまでの努力に対する満足感を感じているのかもしれません。一方、女性では年代が上がるにつれて充実度が高まる傾向が見られ、人生経験やキャリアを重ねることで、教員生活に対する充実感が増す傾向があると考えられます。

教員としてのやりがい:児童・生徒の成長が最も大きい



教員としてどのようなときにやりがいを感じるのかという質問に対しては、「児童・生徒の成長が感じられたとき」が63.8%と最も多く、子どもの成長を間近で見られる喜びを感じている教員が多いことがわかります。次いで、「児童・生徒の笑顔をみたとき」「児童・生徒と感動を分かち合えたとき」と、子どもとの関わりの中で喜びを感じている様子が見て取れます。

理想の教員像:授業がわかりやすく、子どものやる気を引き出す人



理想の教員像としては、「授業がわかりやすい」「児童・生徒のやる気を引き出している」「児童・生徒とのコミュニケーションが上手」などが挙げられました。特に20代では、「児童・生徒とのコミュニケーションが上手」が1位にランクインしており、世代間で理想像に違いがあることがわかります。

キャリア目標:定年まで教育現場で働き続けたい、スペシャリストを目指したい



教員としてどのようなキャリア目標を持っているかという質問に対しては、「定年退職を迎えるまで教育現場で働く」が35.1%と最も多く、教員を天職と考えて最後まで全うしたいという強い意志を感じます。また、20代では「担当教科のスペシャリストになる」が1位にランクインしており、若い世代は専門性を高めたいという意欲を持っていることがわかります。

教育現場の課題:多忙、体力・気力の消耗、指導法の模索



教員は、多忙な業務に追われ、体力・気力消耗、指導法の模索など、様々な課題を抱えています。特に、「定年退職まで教育現場で働く」を目標としている教員からは、日々の業務の疲労や健康管理の難しさ、時代の変化に対応する指導法の必要性などの声が挙がりました。

教育現場へのAI導入:授業準備、成績評価での活用に期待



対話型AI(ChatGPTなど)の教育現場への導入について、教員は授業準備や成績評価などの場面においてはメリットが大きいと考えています。一方、児童・生徒の学習においては、導入に対して慎重な意見が多いこともわかりました。

児童・生徒に薦めたいテレビ番組:1位は「新プロジェクトX~挑戦者たち~」



児童・生徒に最も薦めたいテレビ番組は、「新プロジェクトX~挑戦者たち~」が1位、「世界の果てまでイッテQ!」が2位、「チコちゃんに叱られる!」が3位でした。世代間では、「世界の果てまでイッテQ!」が20代、30代で1位にランクインしており、子どもたちの興味関心に変化が見られます。

教員意識調査2024は、教員たちのリアルな声を伝えるとともに、教育現場の課題や未来への期待を浮き彫りにしました。この調査結果が、より良い教育環境の構築に役立つことを期待します。




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