クラロティの新認定
2025-09-12 13:09:25

クラロティ、AWS認定により製造業向けOTセキュリティを強化

最近、サイバーフィジカルセキュリティ(CPS)の分野で注目を集めているのが、アメリカ・ニューヨーク州に本社を構えるクラロティ(Claroty)です。この企業は、拡張型モノのインターネット(XIoT)をターゲットにしたセキュリティソリューションを提供しており、特に製造業におけるOT(オペレーショナル・テクノロジー)セキュリティの分野で評価されています。

このたびクラロティは、Amazon Web Services(AWS)から「Manufacturing and Industrial Competency」の認定を受けることになりました。この認定は、製造業向けのOTセキュリティとして優れた専門知識を持ち、ミッションクリティカルなインフラの保護に貢献していることを示しています。具体的には、クラロティのプラットフォーム「Claroty xDome」があらゆるサイバー攻撃から企業を守るための強力な支援を行うことが期待されています。

製造業では、コネクティビティが向上し、デジタルシステムの依存が高まる中で、様々な業界がサイバー攻撃の標的となっています。自動車業界や製薬業界など、多くの企業が重要な資産を守るために、情報およびプロセスの可用性、完全性、機密性を確保する必要があります。AWSプラットフォーム上で稼働するClaroty xDomeは、既存のITツールとの統合を円滑に行い、すべてのCPSを可視化するだけでなく、ITとOTをつなぐセキュリティガバナンスを実現します。

クラロティのCSO、グラント・ガイヤー氏は「今回の認定は、製造業のデジタル化が進行する中で増加する複雑な需要に応えるために、スケーラブルで専門的なソリューションを提供してきた私たちの取り組みの証です。AWSの技術とClaroty xDomeを組み合わせることで、サイバーセキュリティとオペレーションの両方でのレジリエンスを向上させることができるでしょう」とコメントしています。

また、英飲料メーカーのBritvic社 CISO、デイビッド・コックス氏は、「Claroty xDomeは、AWS上で運用可能なスケーラブルなアーキテクチャにより、導入が非常に簡単でした。サーバーのセットアップからデータ取得までわずか2時間で完了し、これまで見過ごしていた課題にも即座に対応できるようになりました」と評価しています。

さらに、AWS自動車・製造業部門のグローバルパートナーセールスディレクター、カレン・ランゴナ氏は「近年、OTやCPSのセキュリティは、デジタルトランスフォーメーションにとって必須の要素となっています。このような背景から、AWSはクラロティとの戦略的な提携を進めており、産業環境を保護するための同社のリーダーシップに大いに期待しています」と述べています。

AWSのコンピテンシープログラムは、業界特有の課題に対して革新的な解決策を提供するAWSパートナーを認定する制度です。このプログラムを通じて、顧客のイノベーションを促進し、ビジネス目標を達成するための支援を行っています。

クラロティは、ミッションクリティカルなインフラ保護に特化したプラットフォームを提供し、市場で最も広範なエクスポージャー管理、ネットワーク保護、脅威検出機能を備えています。同社のソリューションは、クラウド環境とオンプレミス環境の両方に対応し、迅速な導入と低コストの運用が可能です。ニューヨークを本拠地に展開しながら、欧州やアジア太平洋、ラテンアメリカにも拠点を持つクラロティは、数千の企業にて導入されています。


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会社情報

会社名
Claroty Ltd.
住所
NY, 10001, US1250 Broadway, 2601, New York
電話番号

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