日本規格協会の新たな一歩
2025年11月28日、日本規格協会ソリューションズ株式会社は、株式会社国際規格認証機構を完全子会社化することを発表しました。この動きは、日本全国におけるISOを中心としたマネジメントシステム認証審査の提供を強化するための重要なステップと見られています。
株式取得の背景と目的
日本規格協会ソリューションズは、日本規格協会グループの一員として、高品質な認証サービスを提供しています。一方で、国際規格認証機構は、ISOマネジメントシステム認証審査において実績を積んでおり、特に関西圏に強固な顧客基盤を持っています。
両社の合併により、それぞれが培ってきたノウハウや人材を活かし、審査体制の広域化を図ることができます。この結果、全国どこでも均質で高品質な認証及びソリューションサービスの提供が可能となります。これにより、顧客はより高い満足度を得られることでしょう。
国際規格認証機構の概要
国際規格認証機構は、ISO14001(環境マネジメントシステム)やISO9001(品質マネジメントシステム)に関する審査業務を行っており、我が国における認証制度の発展に寄与してきました。大阪市に本社を構える同社は、多様な業種に対応したサービスを展開しています。
今後の展望
この株式取得によって、国際規格認証機構は日本規格協会グループの一員として新たな基盤を得ることとなりますが、従来のサービス体制は維持される予定です。顧客および取引先に対して、引き続き円滑なサービスの提供を行うことを約束しています。両社は一丸となって、さらにサービスの向上に努めていく所存です。
日本規格協会グループについて
1945年に設立された日本規格協会は、標準化や管理技術を普及させるために多様な事業を展開しています。JIS規格の発行や国際規格の頒布に携わりながら、ISO 9001やISO 14001に関する審査登録も行っています。今回の株式取得は、同グループが目指す未来のさらなる発展の一環として位置づけられています。
まとめ
今後の市場競争が激化する中で、日本規格協会ソリューションズと国際規格認証機構の統合は業界に大きな影響を与えることが期待されています。質の高い認証サービスを提供することで、顧客からの信頼をさらに強化することが目指されており、業界全体の透明性と信頼性を高めることに寄与することでしょう。
問い合わせは日本規格協会ソリューションズ株式会社審査登録事業部まで。