川崎レナ氏、平和賞受賞
2022-11-15 09:31:22

17歳川崎レナ氏、国際子ども平和賞受賞!若き活動家の功績と未来への展望

17歳川崎レナ氏、国際子ども平和賞受賞!若き活動家の功績と未来への展望



2022年11月14日、オランダ・ハーグにて開催された第18回国際子ども平和賞授賞式で、日本人青年、川崎レナ氏(17歳、大阪府出身)が栄えある賞を受賞しました。授与式には、2011年ノーベル平和賞受賞者のタワックル・カルマン氏も出席。川崎氏への賞賛は、その活動内容の多様性と、未来への強い意志を表すものでした。

8歳から始まった活動、そしてアース・ガーディアンズ・ジャパンの設立



川崎氏の活動は、8歳の時に読んだ一冊の本がきっかけでした。貧困や政治情勢により教育を受けられない子どもたちの存在を知り、社会を変えたいと強く願った彼女は、幼い頃からボランティア活動に積極的に参加。その中で、日本の若者も同様の問題を抱えていることに気づき、個性を発揮できない、自己表現に悩む若者たちへの支援も開始しました。

14歳という若さで、自ら「アース・ガーディアンズ・ジャパン」を設立。環境問題への取り組みと、若者の政治参加促進という二つの大きな柱を掲げました。

若者と政治をつなぐ架け橋:学校と政治家を繋ぐ試み



アース・ガーディアンズ・ジャパンの活動の中でも特に注目を集めているのは、学校と地域の政治家をオンラインで繋ぐ試みです。バーチャル会議システムを活用し、若者たちが政治家と直接意見交換できる機会を創出しました。さらに、「polichat」というオンラインプラットフォームを開発、若者たちがいつでも政治家に意見や要望を伝えられるようにしました。

この活動により、日本の若者たちは、政治や社会問題に積極的に関与し、自分たちの未来を自ら切り開く力を持つようになりました。

環境保護への取り組み:河川清掃から持続可能な街づくりまで



環境保護活動にも積極的に取り組むアース・ガーディアンズ・ジャパンは、大阪十三の河川清掃プロジェクトなどを実施。また、「若者のプロジェクト資金調達エキスポ」を運営し、学生起業家の持続可能なプロジェクトを支援しています。

これらの活動が評価され、同団体は環境省と公式に連携する数少ない青少年団体の一つとなりました。さらに、川崎氏は国内バイオジェット燃料会社の最年少CFOに任命されるなど、その活動は多岐に渡っています。

東京ベイeSGプロジェクトへの参画:未来都市創造への貢献



東京都からの要請を受け、都市開発チームに助言を行うなど、川崎氏の活躍はますます広がりを見せています。現在、50年、100年先を見据えた持続可能な都市づくりを目指す「東京ベイeSGプロジェクト」にも参加。このプロジェクトは、3700万人が暮らす東京圏全域に影響を及ぼす大規模なものとなっています。

新居浜市での取り組み:QRコードを活用した市民参加



新居浜市では、市民の意見を反映するためのQRコードを作成。このアイデアは市長に採用され、市の全住民に影響を与えることになりました。

国際子ども平和賞受賞、そして未来への展望



国際子ども平和賞の受賞を受け、川崎氏は「日本の若者にとって重要な兆し」とコメント。世界に日本の若者の声が届き、その価値が認められたことに大きな喜びと、さらなる活動への強い決意を語りました。

キッズライツ財団の創立者であるマーク・デュラート氏も、川崎氏の活動と才能を高く評価。教育と環境問題への情熱、そして独自の視点で世界的な課題に取り組む姿勢を称賛しました。

川崎レナ氏の活動は、日本の若者、ひいては世界の子どもたちの未来を明るく照らす希望の光と言えるでしょう。彼女が今後どのような活動を行い、どのような未来を創造していくのか、目が離せません。

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