高齢者支援を強化する新サービス
千葉市の株式会社ヘルパーリンクが、2020年5月に新しく開始した「便利すぎる宅配弁当屋さん」が注目を浴びています。このサービスは、日常生活の中で、お年寄りへのサポートを行うことを目指しており、その斬新な取り組みが評価されています。
事業の背景と実績
ヘルパーリンクは、介護が必要な高齢者と自分のスキルを活かして彼らを支える登録スタッフとをウェブ上で結びつけるプラットフォームを運営しています。近年増加する介護人材不足の解決を目指し、彼らは介護保険外の自費サービスに特化したビジネスモデルを展開。令和2年度に入ってから、登録サポーターが300名、利用件数は2,000件を超えた実績を持っています。
また、2019年に開催された「ベンチャーカップ CHIBA」では、地域住民のニーズに応える革新的な仕組みが評価され、優秀賞を受賞しました。これは、地域包括支援センターやケアマネージャーとの連携によるものです。
新サービスの特長
「便利すぎる宅配弁当屋さん」の魅力は、弁当を配達する際に高齢者のちょっとした困りごとにも対応できる点にあります。配達員は住民サポーターとして、料理の配達に加え、買い物代行など臨機応変に対応可能です。もし一人の配達員がすぐに対応できない場合、すぐ近くにいる他のサポーターが迅速にサポートする連携体制も整えています。
弁当は、管理栄養士によって監修された高齢者向けの栄養バランスに優れたメニューと、地域の飲食店が作るオリジナルのメニューから選ぶことができます。これにより、高齢者の食の楽しみを追求しつつ、地域経済にも貢献することを目的としています。
未来のビジョン
ヘルパーリンクは、配送サービスを通じて、「人・物(サービス)・場所」といった地域の資源を活かし、高齢者を支援する仕組みを構築していく方針を掲げています。この取り組みは、単なる便利な食事提供にとどまらず、地域全体で高齢者を見守る仕組みの構築へとつながることが期待されています。
クラウドファンディングの取り組み
現在、ヘルパーリンクはクラウドファンディングサイト「GoodMorning」にて、新サービスの資金調達を行っています。このプロジェクトは千葉市の支援も受けており、地域住民のニーズに応える新たなビジネスの実現に向けて、さらなる協業者を募集中です。
詳しくは
こちらのリンクからご覧ください。この取り組みが地域にどのように貢献するか、今後の展開がいっそう楽しみです。
お問い合わせ
株式会社ヘルパーリンクの広報担当、樋谷(ひだに)祐希へのお問い合わせは、電話050-5359-7358またはメール
[email protected]までお気軽にどうぞ。