リジェネソーム、8,000万円の資金調達を実施
リジェネソーム株式会社は、エクソソームを中心とした老化防止技術に取り組むバイオベンチャーです。このたび、Preシードラウンドにて総額8,000万円の資金を調達しました。今後は更なる資金調達を進め、革新的な技術の開発に邁進します。
資金調達の背景と目的
リジェネソームは、スペースシードホールディングスの子会社として、長期的な宇宙滞在を支えるための老化防止技術の開発を目指しています。日本システム技術株式会社(JAST)からの出資を受け、この資金をもとに、2024年内にPOC(概念実証)の実施を予定しています。最終的には、老化をコントロールし、社社会的負担の軽減や人類の生活圏拡大を目指します。
リジェネソームのビジョン
リジェネソームは「2040年に人類が月面に生活圏を拡大するために必要な老化防止技術を提供する」という着眼点のもと、2030年にはHealthspanにおいて老化防止技術の実証を計画しています。エクソソームの研究と技術開発を通じて、地球及び宇宙における健康面での課題を解決していくことを目指しています。
エクソソームとは
エクソソームは細胞外から取り込まれる物質を運搬する役割を持つ小さな細胞外小胞です。これらは細胞間のコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしており、免疫応答の調整や損傷した組織の修復にも関与しています。これにより再生医療の分野でも大きな注目を集めています。
具体的な事業内容
リジェネソームは、エクソソームに関する様々な研究を行いながら、次のような事業を展開していきます。
1. エクソソームを活用したサプリメント、食品、化粧品の開発
2. 新商品やサービスの開発
3. 知的財産管理
4. コンサルティング業務
5. 各種イベントの企画・運営
これにより、地球と宇宙の双方で健康面における新たな提案を行っていく予定です。
出資者のコメント
JASTの代表取締役社長である平林武昭氏は、エクソソーム関連のビジネスに対する期待と市場の可能性を示唆しています。また、リジェネソームの技術がこの分野のリーダーとしてのポテンシャルを持っていると強調しています。
一方、リジェネソームのCEO鈴木氏は、社会のニーズに応えるエイジングケア技術の重要性を認識し、JASTとの共創の重要性を強調しました。リジェネソームが生み出す技術が、未来の宇宙開発や医療に寄与することが期待されています。
会社概要
リジェネソームは2024年7月に設立された新進気鋭の企業で、本社は東京都港区に位置しています。エクソソーム研究の発展に力を入れ、邁進する姿勢が注目されています。この先、老化防止技術が私たちの生活をどのように変えていくのか、リジェネソームの今後の動向から目が離せません。