今年の夏山登山シーズンが始まりました。一般財団法人日本気象協会(東京都豊島区)が、7月1日から8月31日の特定期間において、天気予報専門サイト「tenki.jp」および携帯公式サイト「気象協会晴曇雨」を通じて、全国約24地点の山小屋からの気象データを基にした『夏山天気』の情報を提供します。この取り組みは、登山者が快適で安全に山を楽しむための一助となるべく、現地の天候の観測情報や1週間先までの山の天気予報を行なっています。
『夏山天気』では、各地の山小屋の協力を得て、リアルタイムの観測データを更新し、それをもとに気象予報士が正確な山の天気予報を発表します。提供される情報は、利用者がPC、スマートフォン、携帯電話からアクセス可能で、手軽にチェックできます。
夏山の観測・予報情報
- - 観測情報:毎日、現地の気温や天候情報を更新しています。特に今年から導入された新機能では、「tenki.jp」を通じて夏山周辺の雨雲の動きをリアルタイムで確認できるようになりました。この機能により、降雨の予測がより明確になり、登山者が安全策を講じる手助けとなります。
- - 天気予報:観測データをもとに、週間天気予報を1日2回発表します。加えて、山のふもとにおける地域天気予報も提供されるため、登山だけでなく周辺地域での活動にも対応可能です。
利用方法
『夏山天気』の情報は以下の方法で利用できます。
1.
「tenki.jp」および「山の天気」:無料でアクセス可能。
- PC版:
tenki.jp/mountain
- スマートフォン版:
tenki.jp/lite/mountain
2.
携帯公式サイト「気象協会晴曇雨」:月額料金108円で情報を提供。
- フィーチャーフォンやスマートフォン向けに専用のメニューが用意されています。
日本気象協会について
日本気象協会は1950年に設立され、60年以上にわたり気象予報の提供を行っています。特に生活に密着した都道府県単位の予報を重視し、民間としては最大の規模を誇っています。全国に支社や支店があり、265名の気象予報士が24時間365日、最新の情報をお届けしています。また、防災や環境評価に役立つ情報の提供にも力を入れています。秋の登山シーズンに向けて、ぜひこの『夏山天気』を活用して安全な登山計画を立ててください。