MontaVista SoftwareがLinux Foundation Europeに加盟
2025年6月24日、カリフォルニア州サンノゼでMontaVista Softwareが正式にLinux Foundation Europeに加盟することを発表しました。商用の組み込みLinuxプロバイダーとして、同社は業界内でのオープンソースソリューションの推進とイノベーションを目指しています。これにより、EUサイバーレジリエンス法(CRA)を含むさまざまな市場や業界の取り組みに対応するため、継続的なコラボレーションを促進することが期待されています。
MontaVistaは、20年以上にわたり組み込みLinux市場のパイオニアとして認識されています。特に、通信、医療、産業オートメーション、航空宇宙といった厳しい業界において、堅牢で信頼性の高いソリューションを提供し続けています。顧客のニーズに応えるため、高品質な製品やサービスを提供し、そのニーズに徹底的に応えています。更に、CentOS、Rocky Linux、Kubernetes、OpenStackなど、オープンソースコミュニティ向けのサポートも進めています。
Linux Foundation Europeへの参加は、同社にとって新たな一歩です。この協業を通じて、MontaVistaは同財団の豊富な資源を活用し、オープンソースコミュニティからの多数の要望に応える能力を高めることが目指されています。また、その一環として、受け入れられるオープンソースの改善を進め、ソフトウェアのセキュリティと整合性を追求していきます。
MontaVista Softwareは、具体的にはEUサイバーレジリエンス法(CRA)への対応を進めています。この法律は2024年12月10日に施行され、デジタル製品におけるサイバーセキュリティ基準を強化する目的を持っています。特に、製品のライフサイクル全体にわたるセキュリティ要件を製造業者と小売業者に課すものです。MontaVistaが提供するセキュアなソリューションは、この新しい要件に即応することを意図しています。特に、Carrier Grade eXpress(CGX)Linuxディストリビューションなど、同社の製品に対して脆弱性を追跡するシステムへの投資が評価されています。
MontaVista Softwareの製品管理担当副社長であるIisko Lappalainenは、Linux Foundation Europeへの加盟を「重要なマイルストーン」と呼び、これによって顧客に高品質なサービスを提供し、オープンソースコミュニティに貢献できることを強調しました。
一方、Linux Foundation EuropeのMirko BoehmもMontaVistaの加盟を歓迎し、同社の卓越した技術が新たな規制要件に迅速に応えるための重要な役割を果たすと述べています。MontaVistaの加盟により、Linux Foundationのエコシステムがさらに強化されることが期待されています。
興味を持った方は、
MontaVista Softwareの公式サイトを訪問して、詳細を確認できます。また、直接の問い合わせは、
[email protected]までどうぞ。
MontaVista Softwareについて
MontaVista Softwareは、商用の組み込みLinux製品とサービスのリーダーであり、セキュリティと信頼性を重視したソリューションを20年以上にわたり提供しています。同社は、世界中の多くの顧客に比類のない価値を提供し続けています。公式サイトで詳細情報をご覧ください:
MontaVista Software。