SBIレオスひふみ、革新の株主優待制度を導入
SBIレオスひふみ株式会社が2025年3月末現在の株主を対象に、今までにない形の株主優待制度を導入すると発表しました。この新制度では、株主が保有している株式数に応じて、同社関連企業が運用する投資信託の購入口数を贈呈されるか、あるいは寄付に選択できるというもので、日本において初めての試みとされています。
新しい株主優待制度の特徴
新たに設立された株主優待制度では、株式会社レオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみクロスオーバーpro」と呼ばれる投資信託が対象となります。このファンドは、日本国内の上場企業と未上場企業を横断的に投資対象としており、未来の成長企業を見つけることを重視しています。さらに、この口数の贈呈は、株主が持つレオス・キャピタルワークスの直販口座に限定されているため、独自のサービスを体験する機会も提供されます。
株主還元策の強化と目的
SBIレオスひふみの代表者である藤野英人氏は、株主優待制度導入の目的を以下の3点にまとめています。
1.
株主還元の充実:過去の株式分割や配当方針の変更に続く新たな施策として、株主還元手段をさらに充実させることを目指します。
2.
投資信託体験の提供:株主には約100万人のお客様に支持されるレオス・キャピタルワークスの投資信託を実際に体験してもらえる機会を設けることで、より深い理解を促進します。
3.
独自直販サービスの体験促進:投資信託の購入が単なる資産運用に留まらず、人生を豊かにする手段であることを強調し、実際にそれを体験できる場を提供します。
これらの方針を通じて、株主からのフィードバックを受け取りながら共に成長し、企業価値の向上を図る意向です。
優待内容と寄付選択肢
2025年3月末時点での株主が対象となり、1,000株以上保有の場合は「ひふみクロスオーバーpro」を2,000口贈呈、5,000株以上の場合は10,000口を贈呈されます。また、同金額の寄付を選択することも可能で、寄付先は社会課題解決に向けた活動を行う団体が予定されています。具体的な詳細は、2025年6月下旬に対象となる株主に送付される見込みです。
結論
この取り組みは、株主との関係性を深めるだけでなく、新たな資産運用の選択肢を提供し、社会貢献へも寄与することを目的としています。SBIレオスひふみの株主優待制度は、今後の資産運用においてその意義が注目されることでしょう。