消費意欲の動向
2025-07-30 14:23:05

2025年8月の消費意欲指数とその背景とは?

2025年8月の消費意欲指数とその背景について



株式会社博報堂が運営する生活総合研究所は、毎月1,500人を対象に「来月の消費意欲」に関する調査を実施し、その結果を公開しています。2025年8月の消費意欲指数は46.5点で、7月からは-0.2ポイントの横ばい、前年と比較しても-0.8ポイントの低下を見せました。

■ 2025年8月の消費意欲の現状



8月は通常、消費意欲が高まる季節ですが、今年は物価の上昇や酷暑の影響が懸念され、例年ほどの伸びを期待できません。特に、消費者からの自由回答を見てみると、ポジティブな意見はやや増加したものの、ネガティブな意見も依然として多数を占めています。

具体的には、ポジティブな回答が増加した理由として「夏休みや帰省による需要の期待」が挙げられます。一方で、ネガティブな理由として「暑さによる外出の躊躇」という意見も増えており、これが消費意欲の低下に直結しています。特に「出かけたくない」との意見が昨年よりも急増し、人々の消費行動がどのように影響を受けているのかが明らかとなっています。

■ 消費傾向の変化



調査データによると、「特に買いたいものがある」と答えた人の割合は27.7%で、前月比では微増、前年比ではやや減少しています。また、16カテゴリーに分けて見ると、外出関連の消費意向が減少し、衣料品や旅行などでは前年よりも大きく落ち込む結果となっています。

逆に、「書籍・エンタメ」などの家ナカ関連のカテゴリーにおいては消費意向が高まっています。これは、外出を控えがちな層が、家で楽しむための出費を増やしていることを示唆しています。特に、「旅行」や「ファッション」関連は前年よりも多くが減少していることがポイントです。

■ まとめと今後の展望



8月の消費意欲の低迷は、酷暑や物価高が続く中での消費者心理の影響を色濃く反映しています。特に、旅行や外出を控える傾向が強まる中、今後の消費動向には注意が必要です。各家庭の支出パターンや意欲にどのような変化が見られるか、引き続き観察し続ける必要があります。

この情報に基づくさらなる詳細は、博報堂生活総研の公式サイトよりダウンロード可能です。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。


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会社情報

会社名
株式会社博報堂
住所
東京都港区赤坂5-3-1赤坂Bizタワー
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