「だれでも折り紙」新発売
2018-04-18 11:01:10

発達障害の子どもを笑顔にする!画期的な折り紙「だれでもかんたんおりがみ」新発売

発達障害の子どもを笑顔にする折り紙「だれでもかんたんおりがみ」



近年、増加傾向にあるとされる発達障害の子どもたち。その支援方法として注目されているのが、今回ご紹介する「だれでもかんたんおりがみ」です。この折り紙は、発達に合わせたトレーニングを通して、子どもの「困り顔」を「笑顔」に変えることを目指した画期的な商品です。

開発の背景:発達障害の子どもの支援ニーズに応える



文部科学省の調査によると、全国の公立小中学校には発達障害の疑いのある子どもが約67万人いるとされています。この現状を受け、従来のドリル中心の支援方法に加え、より実践的なアプローチが必要とされていました。

「だれでもかんたんおりがみ」は、筑波大学附属大塚支援学校の安部博志先生と株式会社東京リハビリテーションサービスの作業療法士が共同開発。家庭や学校など、様々な場所で子どものペースに合わせて段階的に支援できるよう工夫されています。

折り紙がもたらす効果:発達支援における「折る」動作の重要性



「折り紙」は、単純な作業のようですが、実は高度な動作能力を必要とします。角と角を合わせるには、目と手の協調、形を認識する力、手順を理解する力、そして集中力が必要です。これらの能力は、日常生活における様々な動作、例えばボタンを留めたり、洋服をたたんだりするといった基本的な動作にも繋がります。また、図画工作における「つくる」能力の基礎を育むことも期待できます。

「だれでもかんたんおりがみ」の3つのポイント:段階的な学習をサポート



この折り紙は、3つのステップで子どもの学習をサポートします。

1. 分かりやすい折り順: 各折り紙には、折り順と折り線が同じ色で印刷されているため、視覚的に分かりやすく、順番通りに折ることを促します。折り線に沿って折るのが難しい場合でも、色を合わせることで、折り進めることができます。
2. 見通しの良さ: 説明書には完成形と折り方の説明が対になって掲載されているため、子どもは「何をすればいいのか」を容易に理解できます。折り方の説明は、折り紙の折り順と同じ色で表記されており、全体の流れが一目で分かります。また、学習障害のある子どもにも理解しやすいよう、文節を区切って記載されています。
3. 3つのスモールステップ: 「ミシン目」「折りすじ」「折り線印刷」の3段階の加工を施すことで、段階的に折り紙の練習を行うことができます。これにより、子どもたちは各ステップで成功体験を得ることができ、自信を育むことができます。

専門家との連携:現場の声を反映した商品開発



「だれでもかんたんおりがみ」は、現場の先生や保護者の声、そして発達専門家の意見を反映して開発されました。子どもたちの発達段階やニーズに合わせた、使いやすさを追求しています。

監修:安部博志先生と株式会社東京リハビリテーションサービス



監修は、筑波大学附属大塚特別支援学校主幹教諭の安部博志先生と、児童発達支援などを展開する株式会社東京リハビリテーションサービスです。安部先生は、長年にわたる経験と専門知識から、この商品の開発に大きく貢献されました。

まとめ:可能性を広げる一歩



「だれでもかんたんおりがみ」は、単なる折り紙ではありません。子どもの発達を促し、可能性を広げるためのツールです。この折り紙を通して、子どもたちが「できた!」という喜びを味わい、「やってみよう!」という意欲を高めることを期待しています。ぜひ、多くの子どもたちにこの折り紙を届けたいと考えています。

会社情報

会社名
株式会社美術出版エデュケーショナル
住所
東京都新宿区市谷本村町2-19
電話番号
03-3235-5137

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