ラクーンホールディングスと「おっさんずナビ」
株式会社ラクーンホールディングス(本社:東京都中央区)が、社内の業務効率化を目的としたAIアシスタント「おっさんずナビ」の運用を開始しました。このシステムは、社員からのさまざまな質問や要望に対応し、日常業務をより円滑に進めるための貴重なツールとなることを目指しています。
「おっさんずナビ」とは?
「おっさんずナビ」は、ChatGPTなどの先進的な大規模言語モデルとRAG(Retrieval-Augmented Generation)という技術を基にしたSlackボットです。社員がSlackワークスペース内でアプリを起動することで簡単に利用でき、社内での小さな疑問や様々なリクエストに、柔軟に応じてくれます。
開発の背景
このAIアシスタントの開発は、昨年に始まった生成系AI勉強会の中で生まれました。この勉強会では、基礎知識の習得やアイデア出し、さらには実務でのAI活用を模索するLT大会が行われ、事業部のメンバーとエンジニアがチームを組んで参加しました。「おっさんずナビ」は、この大会の中で誕生したもので、現場の具体的な課題を解決したいという思いから生まれました。
課題を解決するために
参加者たちは、「新入社員としての情報不足」「プライベートな疑問を聞きづらい」「Slack内検索がうまく活用できていない」などの社内のさまざまな難しさを議論し、「おっさんずナビ」というAIアシスタントの活用を提案しました。これにより、疑問を解決するための一助として期待されています。
「おっさんずナビ」の特長
1.
社内事情を考慮した回答
- Slack上での質問に対し、ラクーングループの情報を基にした適切な回答を提供します。
2.
社内の知識を活用
- 社内の固有知識をもとに、過去の事例を参考にしつつ、よりよい施策についてもアドバイスができます。
3.
適切な人とのマッチング
- 質問者が誰に聞けばいいかわからない場合には、自動で適切な回答者を見つけてメンションする機能も備えています。
AIアシスタントの活用の重要性
この「おっさんずナビ」は、社内のコミュニケーション活性化にも大いに役立つと考えています。例えば、社員同士の情報交換や知識共有がスムーズに行えるようになることで、チーム全体の生産性向上に繋がることでしょう。開発者は、このシステムの設計時に「人間らしく振る舞うこと」が重要であると認識しており、AIと人との信頼関係の構築を目指しています。
今後の展望
ラクーンホールディングスは今後も、業務の効率化を図り、より良いサービスを提供するために努力を続ける意向です。AIの進化とともに、社内の業務フローがどのように変わっていくのかが注目されます。
参照リンク
このようにして新たな技術を導入し、社員の利便性を追求するラクーンホールディングス。その仕組みがどのように役立つのか、今後の動向に期待が寄せられます。