株式会社MEDEMILの新たな挑戦
近年、高齢者の運転による交通事故が増加していることを受け、株式会社MEDEMIL(東京都新宿区)は、眼球運動から運転能力を評価する装置「MEDEMIL Drive®」の正式販売を2025年4月1日に開始すると発表しました。この革新的な装置は、運転に必要な眼の機能と脳の機能を複合的に評価し、迅速かつ簡便に運転能力を測定します。
MEDEMIL Drive®の特長
MEDEMIL Drive®は、運転に関するさまざまなデータを取り込み、数百名のドライバーの過去の事故歴をもとに「自動車運転能力評価AI」を活用しています。このAIと独自のアルゴリズムにより、視力のみならず、認知能力や注意力、判断力などを網羅的に測定できます。
また、運転能力測定モードだけでなく、視界に特化した「視界測定モード」や、ゲーム感覚で楽しくトレーニングができる「トレーニングモード」も搭載されています。
正式販売に向けた準備
2024年7月1日からは先行受注販売が開始され、ユーザーからのフィードバックをもとにハードウェアおよびソフトウェアの改良が進められました。新型ハードウェアとソフトウェア(バージョン1.6.0)の登場により、機能の向上が図られています。
改良された機能
新しいMEDEMIL Drive®では、視力矯正機構や耐久性の高いハードウェアが搭載され、運転能力評価AIやアルゴリズムも新たに改良されています。特に「運転能力レポート」機能では、運転能力スコアが世代別全国平均や同世代内でのランキングとともに提供され、個々の結果に基づいて安全運転のアドバイスも得られるようになりました。
新測定項目の追加
新たに追加された測定項目「明暗への順応」は、急激な明るさの変化に対する適応力を測定します。これにより、トンネルの出入り口や夜間運転時において安全運転の促進が期待されます。また、運転時に実施すべきトワイライト・オン運動の奨励にもつながるでしょう。
スタンドアロン設計の重要性
MEDEMIL Drive®はスタンドアロン設計で、オフラインでも完全に機能し、セキュリティ面への配慮もされています。インターネット接続が難しい環境でも安心して使用できる形を整えています。さらに、運搬用のキャリーケースも開発され、複数の事業所での利用も容易になっています。
ユーザーの声
すでにMEDEMIL Drive®を導入した交通事業者や物流事業者からは、運転能力測定のストレスが少なく、各ドライバーに対して安全運転指導ができるとの評価を受けています。特に、運転事故のリスクを低減できる新たな手段として期待されています。
会社概要
株式会社MEDEMILは、東京医科大学の在籍学生から誕生したスタートアップ企業であり、眼球運動解析技術を通じての健康貢献を目指しています。これからも交通安全の領域に革新的な技術を提供し続けることでしょう。
詳しい情報や製品の詳細については、
株式会社MEDEMILの公式サイトを訪れてみてください。