2026年卒業生の調査
2024-12-12 11:24:53

2026年卒業予定の大学生インターンシップ参加状況と就職活動意識調査の結果

2026年卒業予定の大学生インターンシップ参加状況と就職活動意識調査の結果



株式会社マイナビが発表した「2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)」では、全国の大学生や大学院生の就職活動に対する意識や行動が明らかになりました。調査では、インターンシップ参加率や希望職種、勤務地に関するデータが示され、多くの学生が具体的な職種や勤務地を重視していることが分かりました。

インターンシップ参加率が前月比8.1ポイントの増加



11月のインターンシップ参加率は52.2%に達し、前月から8.1ポイントの上昇を見せました。なぜこの時期に参加率が増加したのでしょう?調査によると、短期間のプログラムが選好されている背景には、3月からの本選考に向けた準備として、興味のある企業や業界を見極める必要があるためと考えられます。特に、半日または1日の就業体験を含むプログラムの参加が増加しており、彼らのスケジュールに合わせた柔軟な参加方法が受け入れられていることが示されています。

長期的なキャリア志向を持つ学生の増加



調査では、卒業後も同じ企業で働き続けたいという意識が強まっていることも浮き彫りになりました。「定年まで働きたい」と回答した学生は22.4%で前年比2.3ポイントの増加です。さらに、62.3%の学生が短期間の転職を考えておらず、改善された職種や勤務地が自分の希望に合致していることを優先しているようです。これは、就職先において長期的な視点でのキャリア構築を望む声が増えていることを示します。

志望意欲と勤務地、職種に対する希望



勤務地と職種に対しても明確な希望を持つ学生が多いことが調査からわかりました。特に、80.8%の学生は「最初の勤務地」が限定されていると応募意欲が高まると回答し、77.0%は「最初に配属される職種」がその意欲に影響を与えるとしています。このことから、初期の職場環境に対する期待が新卒学生の応募行動に直接的な影響を与えていることが顕著です。特に、転勤を避けたいという考え方が強くなっており、初期配属に具体性を持たせることが求められている状況です。

調査結果から見える今後の学生の動向



今回の調査からは、学生が求める労働環境と条件に対して高い意識を持っていることが伺えます。特に、勤務地や職種に対する希望が明確なため、企業側はこのニーズに応える形での採用活動を行う必要があります。また、長期的なキャリア計画を描いている学生も多いため、企業は彼らに信頼感を与えられるような情報発信が求められています。インターンシップを通じての実体験がこのプロセスを助けるでしょう。

光明と課題



マイナビの調査担当者は、企業は応募の際に勤務地や職種を明示することが、学生の応募意欲を高める要因になりえると認識しています。また、学生自身もインターンシップや仕事体験を通じて自己理解を深めることで、将来の職業選択においてより良い判断をすることが期待されています。この変動のある就職活動の中で、学生が自らに合った企業と出会うことができるか、これからの彼らの行動に注目が集まります。


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株式会社マイナビ
住所
東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
電話番号
03-6267-4155

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