100周年を迎えた名店「ポール・ボキューズ」来日記念ガラディナー開催！

フランス・リヨンの名店「ポール・ボキューズ」が、今年100周年を迎えることを記念し、特別ガラディナーが東京と金沢で開催されます。このイベントには、リヨン本店の総料理長であるジル・レナルト氏が来日。彼の手による料理の数々が、ガラディナーで披露される予定です。

「ポール・ボキューズ」の歴史は1924年にさかのぼります。この年、フランス・リヨン近郊に開店した「オテル・カフェ・レストラン・デュ・ポン」がその始まりです。後に、ポール・ボキューズ氏の父が店を引き継ぎ、名前が変わる中でポール氏は料理の道を歩み始めました。1957年には父のレストランを継いで以来、彼の料理への情熱は途切れることなく続きました。

ポール・ボキューズ氏は、2018年に91歳で亡くなるまで、フランス料理の発展に多大な貢献を果たしました。彼が提唱した「La Tradition en Mouvement（躍動する伝統）」というフィロソフィーは、今もなお多くの料理人たちに影響を与え続けています。リヨン本店は、彼がなくなった後もその理念を引き継ぎ、多くの食通や観光客に愛され続けているのです。

今回の来日を前に、日本の「ポール・ボキューズファミリー」は、フランスでの研修を経て、ガラディナーのメニューに磨きをかけてきました。料理長の藤久周悟氏と星野晃彦氏は、それぞれ「メゾンポール・ボキューズ」と「ジャルダンポール・ボキューズ」で本場のスタイルを学び、卓越した技術を研鑽してきました。彼らは「ポール・ボキューズ」の料理がどのように成り立つのか、そしてその背後にある理念について深く理解したとのことです。

藤久氏は、レナルト氏との時間が貴重なものであったと語ります。「彼のリーダーシップのもと、私たちは如何にしてお客様を喜ばせるか、驚かせるかに焦点を当てることの重要性を学びました。最善を求め続ける姿勢は、料理人としての成長に欠かせないことを再認識しました」と述べています。

ガラディナーでは、ポール・ボキューズの哲学を体現するメニューが用意されており、その料理を通じて100周年の記念を共有することになります。この特別な機会に、来場者はリヨンの料理や文化を味わうことができ、フランスと日本をつなぐ素晴らしい経験が提供されることでしょう。

「ポール・ボキューズ」は、その美食の世界で名を馳せ続けています。リヨン市民にとって、ポール・ボキューズ氏は料理界の偉人であり、街の誇りでもあります。約100年の歴史を持つこのレストランが、日本においてもその名を刻んでいることは大きな意義があります。リヨンの製法と日本の食文化が交わる瞬間を、ぜひ体験してください。

【イベント詳細】

- 日時: 2024年11月15日（金）18:30受付、19:00開宴（メゾンポール・ボキューズ、東京・代官山）
- 料金: お一人様￥50,000（料理、ワイン、消費税、サービス料込）

【公式サイト】