糺の森での能楽
2023-04-14 16:00:01

世界文化遺産「糺の森」で上演される能楽『糺能』の魅力とは

世界文化遺産「糺の森」での能楽『糺能』



世界文化遺産に登録されている賀茂御祖神社(通称:下鴨神社)の美しい自然に囲まれた「糺の森」で、2023年5月19日(金)に行われる特別な催し『糺能(ただすのう)−翁(おきな)−』をご紹介します。このイベントは、古来から続く日本の伝統芸能「能楽」を野外で楽しむ貴重な機会であり、無形文化遺産としても評価されています。

『糺能』の概要


『糺能』は550年以上の歴史をもち、能楽が上演された由緒ある地「糺の森」で行われます。初めての能楽が行われたのは1464年、将軍足利義政の前で「糺河原勧進猿楽」が披露されたのが始まりです。その後、長い年月を経て平成27年に復興がなされ、令和元年からは『糺能』として本格的に再開されました。この行事は、五穀豊穣や国土安泰を願う賀茂祭(葵祭)に寄り添って開催されます。

上演詳細


日時・会場


  • - 日時: 2023年5月19日(金)開場17:30、開演18:30(雨天決行)
  • - 会場: 賀茂御祖神社(下鴨神社)舞殿〈重要文化財〉
京都市左京区下鴨泉川町59

演目


今回の演目は「翁(おきな)」で、天下泰平と五穀豊穣を祈念した重要な曲目です。「翁」は能楽の中でも特に大切にされていて、特殊な形態をもつ演目で、現在では特別な機会にしか上演されません。

入場料金


  • - 指定席:
- 御生席(神服殿): 30,000円
- 葵席(最前列): 20,000円
- 桂席(前列): 10,000円
- 糺席(後列): 前売6,000円、当日7,000円
  • - 自由席:
- 一般席: 前売4,000円、当日5,000円、学割2,000円

入場チケットは下鴨神社社務所か、Peatixを通じて購入が可能で、当日券も用意されていますが、売り切れの際はご容赦ください。

能楽の魅力


この催しの特徴は、自然の音や風を感じながら観劇できる点です。神聖な森に包まれた舞殿では、能楽の神事的側面を体感でき、まるで神々が降りてくるかのように感じられます。「翁」はその名の通り、神々しい存在で、古の時代からの祈りを届ける貴重な存在です。

出演者


「翁」は京観世流の林宗一郎さんをはじめとした実力派の能楽師たちにより演じられます。彼は日本文化の伝承に力を尽くし、海外公演や他の芸術分野とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいます。これにより、歴史ある能楽の伝統を新しい形で世に広めています。

お問い合わせ


詳しい情報については賀茂御祖神社へ直接お問合せください。

この特別な能楽のイベントを通じて、伝統文化の深い魅力を体感してみてはいかがでしょうか。自然と一体になった舞台での『糺能』は、観客にとって特別な思い出となることでしょう。

会社情報

会社名
下鴨神社糺能保存会
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電話番号

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