新型クレーン発表
2025-02-28 15:21:40

安全性と環境配慮を両立した新型クレーン「KA-1300R」が登場

新型オールテレーンクレーン「KA-1300R」の魅力



株式会社加藤製作所が新たに発売した130t吊りオールテレーンクレーン「KA-1300R」は、最新技術を駆使した安全性と環境への配慮がなされた製品です。品川区に本社を構える同社は、長い歴史を持ち、業界の先端を走るプリミアムクレーン製造会社です。

開発の背景



この新型モデルは、従来の性能を受け継ぎつつ、キャリヤ部分のモデルチェンジにより、より高い安全性と作業性を実現しました。特に注目すべきは、最新の排出ガス規制である欧州Stage Vに適合した新エンジンを搭載している点です。このエンジンは、環境負荷を低減し、現代のニーズに応えた製品に進化しました。

環境への配慮



新型「KA-1300R」には、Daimler製のエンジンが搭載されており、最高出力は390kW、最大トルクは2,600N・mです。さらに、環境規制への適合のため、尿素SCR排出ガス後処理装置とDPFを新たに装備。これにより、粒子状物質(PM)を大幅に除去し、環境に優しい運営が可能となりました。

超低騒音の設計



加藤製作所は国土交通省から「超低騒音型建設機械」の指定を受けており、一定の基準値を下回っているため、作業現場での騒音を大幅に低減させることができます。これは、クレーンの使用を実際の作業環境での静かな運用が可能となります。

安全性の強化



このクレーンには先進の安全機能が組み込まれており、特に側方衝突警報装置が新たに標準装備されています。この機能により、左折時に自転車や歩行者などを検知し、運転手に警告を送ることで、事故のリスクを減少させています。

クレーン性能とキャリヤの特性



「KA-1300R」は6段高剛性フルパワーブームを搭載しており、最大吊上げ能力は130tです。ブームの最大長さは52m、最大作業半径は48m、最大地上揚程は53mに達します。また、4段SLジブも搭載しており、最大吊上げ能力は7.0tです。

キャリヤ部分には、KATOが独自に開発した5軸クレーン専用キャリヤが使用されています。これにより電子制御リヤステアリングシステムを通じて走行安定性の向上を実現。他の特長としては、全輪フルエアーディスクブレーキを採用しているため放熱性とメンテナンス性も向上しています。

快適な居住空間



運転席と助手席にはエアサスシートが配置され、長時間の運転でも快適です。仮眠用の格納式ベッドも装備されており、運転席からの移動なしに展開できます。さらに、エンジンメンテナンスのためのハッチがキャリヤキャブ内に整備されており、メンテナンスが容易に行えます。

商品の概要



  • - 名称及び型式:KA-1300R
  • - 発売日:2025年1月
  • - 標準小売価格:180,000,000円(税別)より
  • - 販売目標:年間20台

加藤製作所は、今後も業界内での安全性を追求しつつ、環境にやさしい効率的な製品の開発を続けていくことを目指しています。新しいクレーン「KA-1300R」は今後の建設現場において、その洗練された技術と安全性で活躍することが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社加藤製作所
住所
品川区東大井1丁目-9-37
電話番号
03-3458-1111

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