タイムリープとビーツが遠隔接客で業務提携し新たな価値を創造

タイムリープとビーツが業務提携、遠隔接客サービスの進化を目指す

2023年10月、タイムリープ株式会社と株式会社ビーツは、遠隔接客分野における包括的な業務提携を締結しました。これにより、両社はこれまでの競争関係からパートナーシップへと移行し、共同で新たな価値を提供することを狙っています。

提携背景と目的

タイムリープは、東京都千代田区に本社を置き、遠隔接客サービス「RURA」を展開している企業です。「RURA」は、インターネットを通じて店舗の接客を遠隔地から行うことができるシステムで、リモート接客の新たなスタンダードとして評価されています。一方、ビーツは大阪府大阪市に本社があり、「えんかくさん」というリモート接客サービスを提供しています。

この提携の大きな要因は、近年、リモート接客が小売業界での重要な要素となる中で、両社の強みを生かしあうことで、より多くの顧客にサービスを提供することが可能になるという認識に至ったからです。特に、コロナ禍以降、接客スタイルの多様化が進み、オンライン接客の必要性は一層高まっています。

具体的な協力内容

この提携により、タイムリープはビーツが展開している「えんかくさん」事業を譲受し、ビーツは今後タイムリープのRURAを販売するパートナーとなります。これにより両社は、お互いの強みを活かしながら、より良い顧客体験を実現するための新しいアプローチを模索していくことになります。

具体的には、タイムリープの卓越したプロダクト力と実績に、ビーツの専門的なマーケティングや店舗設計のノウハウが加わることで、クライアントへの新たな提案が可能になります。この連携は、特に人手不足が問題視される日本のサービス業において、効率的かつ効果的な解決策を提供することを目指しています。

各社からのコメント

業務提携の発表にあたって、それぞれの代表者がコメントを発表しました。

タイムリープ代表取締役望月亮輔

「これまでビーツ社とは競争関係にありましたが、今回の提携は新しい挑戦です。空間プロデュースに優れたビーツ社と協力できることに、大きな期待を寄せています。より多くの顧客に新たな価値を提供できることにワクワクしています。」

ビーツ代表取締役社長柏木又浩

「えんかくさんはコロナ禍でのニーズに応える形で誕生しました。リモート接客は今後の小売業におけるデフォルトとして必須のサービスになると考えています。タイムリープ社との提携を通じて、更に良い顧客体験を提供できるよう取り組んでまいります。」

RURAサービスの特徴

「RURA」は、インターネット経由で店舗の接客を行うための革新的なサービスです。接客スタッフは画面上で表示され、アバターを用いることもでき、少人数で多店舗を同時にサポート可能です。このシステムにより、新型コロナウイルスへの感染対策を行いつつ、店舗運営の効率化や新しい働き方の実現をサポートすることができます。