KIKKA - 酒粕の新しい可能性
日本酒の副産物として知られる酒粕。その量は毎年約3万トンにも達しますが、これまで伝統的な料理の材料として使用されることが一般的でした。しかし、需要の減少により、多くが廃棄される現状が続いています。それに対抗する形で登場したのが、食のブランド「KIKKA」です。
KIKKAの理念
KIKKAは、酒粕の持つ栄養価と美味しさを再評価し、新たな価値を生み出すことを目指しています。酒粕は職人のこだわりと発酵の力によって生まれる“奇跡の素材”。そのパワーを活かし、私たちのライフスタイルを美しく健やかにするために、様々な商品を展開していきます。
ブランド誕生の背景
KIKKAを立ち上げたのは、株式会社doki dokiの代表、兼重遥さんです。彼女は日本酒のブランディングデザインを手がける中で、酒粕が酒蔵の悩みであることに気づき、その美味しさや栄養素に心を奪われました。食品ロスを削減しながら、酒粕の魅力を多くの人々に届けることを目的にKIKKAが誕生しました。
商品へのこだわり
KIKKAでは、以下の3つのポイントを重視しながら商品づくりを行っています。
1.
酒粕が苦手な方にも楽しめる商品
酒粕独特の癖を抑えた製品作りを行い、フレッシュな酒粕を使用したり、粉末加工することで、誰もが楽しめる味へと仕上げています。
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生酒粕:フレッシュで華やかな味わいを提供します。
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酒粕パウダー:香りを活かしつつ、アルコール成分を揮発させてスムーズな味わいに。
2.
日本の独自技術と上質な素材の使用
KIKKAの商品には、日本の発酵技術を使用した酒粕や米糀など、厳選された素材が使用されています。千葉県九十九里の酒蔵「寒菊銘醸」の酒粕を直送し、丁寧に加工しています。
3.
現代ライフスタイルに合った新しい楽しみの提案
酒粕を身近に感じてもらうため、調理法や食べ方のアイデアも提案していきます。分かりやすく、楽しめる商品で酒粕の新しい習慣を作ることが目標です。
忘れられた食材の魅力
酒粕は多くの栄養素を含んでいます。ビタミンB群や食物繊維、オリゴ糖、たんぱく質など、健康維持に役立つ栄養素が豊富です。この栄養素を活かした商品は、ただ美味しいだけではなく、健康にも寄与することが期待されています。
KIKKAのおすすめ商品
- - 酒粕甘酒:米糀と酒粕を組み合わせたノンアルコールで、すっきりとした後味が特徴。
- - 酒粕甘酒スムージー:生酒粕の風味とフルーツの組み合わせが楽しめるスムージー。
- - 酒粕グラノーラ:小麦粉を使わず、酒粕で焼き上げた新感覚のグラノーラ。
これらの商品はすべて、NutrientとFlavorを大切にし、消費者に届けられます。KIKKAの商品を通じて、酒粕の魅力を再発見し、ぜひ新しい食生活に取り入れてみてください。
KIKKAの今後
KIKKAは、2024年1月10日にクラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売を開始し、2月中旬には自社オンラインショップでも一般販売を行う予定です。SNSも積極的に活用し、フォロワーとのコミュニケーションを通じて、さらなる商品開発や情報の発信につなげていきます。
KIKKAが提供する酒粕に触れることで、新たな食のライフスタイルを楽しむことができるでしょう。持続可能な未来をともに築くために、酒粕の再生を一緒に楽しんでいきませんか?