WASSHA、ZARIBEEを完全子会社化しモビリティ市場へ本格進出
WASSHA株式会社は、2026年1月1日付でケニアのバイクファイナンスリース事業を展開するZARIBEEを完全子会社化すると発表しました。この取り組みは、WASSHAがすでに展開しているエネルギー部門に続き、新しいビジネス領域であるモビリティサービスの拡充を目指すものです。
背景
サブサハラ・アフリカには、今なお約6億人が安定した電力にアクセスできない状況があります。さらに、若年層の増加に対し、十分な雇用機会の創出が進んでいないため、多くの人々が経済的な機会に恵まれない状態が続いています。ケニアでは、バイクタクシー、通称「Boda-boda」を利用する個人事業主が多く、彼らは日常的な移動や経済活動を支えています。しかし、多くの人は二輪車の購入資金を確保できず、高利子や高額なレンタルサービスに依存する状況が多いのです。
ZARIBEEはこの課題に対処するため、正確な与信判断と顧客との密接なコミュニケーションを通じて、安定的な所得獲得の環境を提供してきました。この実績が、モビリティ領域における事業展開における大きな強みとなるでしょう。
WASSHAの事業基盤
WASSHAは、過去12年間にわたりアフリカの5カ国でEnergy-as-a-Service(EaaS)事業を展開してきました。その中で現地的人材の採用・育成を進め、多国でビジネスを展開するための組織体制確立に成功しました。このモデルは他の領域にも横展開が可能な柔軟さを持っていると評価されています。
今後の展望
WASSHAは、ZARIBEEのノウハウと自身の効率化する仕組みを融合し、ケニアにおけるモビリティの課題解決をさらに加速させる方針です。具体的には、ZARIBEEのビジネスモデルの安定性を高めるとともに、現地のマネジメント人材を育成し、持続的な事業運営体制の構築を進めていく予定です。また、他のアフリカ諸国への進出も視野に入れ、再現性のある事業運営のモデルを確立しようとしています。
この取り組みにより、より多くの個人事業主が質の高い金融サービスを受けられる機会が生まれていくでしょう。また、WASSHAの「Power to the People」というミッションの実現に向け、M&Aや資本提携を通じて、社会課題の解決に寄与する企業との連携を深めていく計画もあります。
各代表者のコメント
WASSHAの代表取締役CEO、秋田智司氏は、ZARIBEEとの統合に際し多くの関係者への感謝を述べ、より多くの人々に価値を届けることへの期待を表明しました。また、ZARIBEEの代表者、盛田連司氏も、過去の実績と今後の成長の可能性について触れ、両社の連携を強化する意義を強調しました。
一方、スカイライトコンサルティングの代表、羽物俊樹氏は、ZARIBEEとWASSHAの統合がアフリカ経済成長に寄与することを願い、双方のさらなる発展を期待しています。
この全体的な動きは、アフリカ地域におけるモビリティサービスの重要性を再認識させ、地域経済の持続的な成長に貢献することが期待されています。