JAXA認定ベンチャー「天地人」とスカパーJSATがタッグ
株式会社天地人(東京都中央区、代表取締役:櫻庭康人)が、宇宙ビジネスを手がけるスカパーJSAT株式会社(東京都港区、代表取締役:米倉英一)と代理店契約を締結しました。この契約により、「天地人コンパス 宇宙水道局」が持つ先進的な水道DXソリューションが、全国の自治体にさらに普及することが期待されています。
契約締結の背景
「天地人コンパス 宇宙水道局」は、地球観測衛星データなどさまざまな宇宙ビッグデータを活用した持続可能な水道事業を支援するサービスです。日本においては、高度成長期に敷設された水道管の老朽化が進み、漏水や老朽化の問題が顕在化しています。このような状況下で、全国の自治体に向けた効率的な水道管理のニーズは高まっています。
このプロジェクトを通じて、特に水道事業に関わる自治体が抱える課題の解決に寄与することを目指しています。代理店契約を結ぶことで、スカパーJSATとの連携が強化され、全国の自治体との接点が増えるため、対応がより効果的になると期待されています。
スカパーJSATの取り組み
スカパーJSAT株式会社の取締役執行役員常務、宇宙事業部門長である山下照夫氏は、「長年にわたり宇宙ビジネスに携わってきた経験をもとに、衛星データを社会に活用する取り組みを加速させています」と述べています。彼は、天地人との連携により、優れたデータ解析技術と宇宙インフラを組み合わせることで、より多くの自治体に高付加価値なソリューションを提供できると確信しています。
山下氏はさらに、「本契約を通じて、デジタルトランスフォーメーション(DX)が水道インフラ分野において進展し、社会課題の解決に寄与することを目指しています」と述べています。このように、両社の協力は、持続可能な社会を目指す大きな一歩となることでしょう。
今後の展望
「天地人コンパス 宇宙水道局」は、今後も全国の自治体における水道インフラ運用の持続可能性を高めるための取り組みを進めていきます。技術革新が進む中で、人工知能(AI)やデータ解析技術を駆使したインフラ管理の重要性が増していくことでしょう。したがって、自治体が抱える水道事業の様々な課題に対して、即座に対応できる体制を整備していくことが重要です。
この提携による挿入された新しいビジネスモデルは、自治体の皆様が直面するインフラの課題に立ち向かうための強力なツールになりうるでしょう。水道事業の未来が大きく変わる可能性を秘めたこの協力関係、一層の進展を見守りたいところです。