保育学生向け新サービス『ENMAP』の概要
日本初となる幼稚園、保育園、こども園のマッピングサービス『ENMAP』が登場しました。このサービスは、保育士や幼稚園教諭を目指す学生にとって、就職活動を支援するために設計されています。本記事では、保育学生の就活事情や「ENMAP」の機能について詳しくご紹介します。
保育学生の就活事情
近年、一般企業の就職活動ではWEBサービスがスタンダードとなっていますが、保育学生の就活は少し異なります。多くの学生は、養成校の就職課やキャリアセンターを通じて情報を得ることが一般的です。その背景には、以下のような課題があります。
- - 情報量が少なく、どの園が求人を出しているのか把握しづらい。
- - 地元での就職を希望する学生が多く、自宅から通える範囲にある園を優先的に探す傾向が強い。
- - 新卒向けの求人が公開されない園も多く、就職先の選択肢が限られている。
早朝からの勤務や、生活費の観点から一人暮らしを選ぶ保育学生は少なく、ほとんどの学生が「自宅から通える園」を重視しています。そのため、多くの時間をどの園が近くにあるかを調べることに費やしていました。このような状況を受けて、園情報を網羅的に集められるサービスが求められていたのです。
ENMAPサービスの特徴
『ENMAP』は、Google MAPのAPIを利用して約40,000園に関する基本情報を提供する無料のマッピングサービスです。利用者は自宅周辺の幼稚園、保育園、認定こども園を簡単に探すことができます。具体的には、以下のような機能があります。
- - 位置情報を活用した検索機能: 現在地から半径2km圏内の園を表示。
- - 属性情報の表示: 園が私立か公立か、幼稚園や保育園などの情報も確認可能。
- - ブックマーク機能: 検討中の園をブックマークして、後でまとめて確認できる。
また、今後は求人情報掲載サービスや会員メニューなども追加される予定とのことです。
企画の背景
このサービスは、保育園での採用活動における特異な状況を受けて開発されました。「新卒に限っては、養成校に求人票を送ることが唯一の採用活動です。」という声から、大学関係者や現役の保育士、学生にヒアリングを行い、サービスの構築に至ったそうです。
転職に関しては多くの人が転職サービスに登録しており、採用活動の環境は新卒と転職者で異なることが明らかになりました。今後、各大学や専門学校との連携を進めて、学生と園を結ぶコミュニケーション機能も展開する計画です。
まとめ
『ENMAP』は、保育学生にとって欠かせない新たなツールです。これにより地域の保育に関する情報を簡単に取得できるようになり、就職活動を効率的に進めることが可能となります。さらに進化を続けるこのサービスに、今後も注目していきたいと思います。
お問い合わせ
このリリースに関するお問い合わせは、株式会社かせきの広報までご連絡ください。
以上、保育学生向けの新サービス『ENMAP』についてお届けしました。