浜松市の認定ベンチャーキャピタル再認定、地域活性化に向けた新たな一歩

浜松市が運営する「認定ベンチャーキャピタル制度」が令和7年度に再認定され、地域のスタートアップ支援がさらに強化されることが決定しました。この制度は、市内のスタートアップの成長を促進するために、認定されたベンチャーキャピタル（VC）による資金調達の活性化を目的としています。認定を受けたVCは、市の交付金要綱に基づく支援を受けながら、手厚いハンズオン支援を行います。

特に注目すべきは、2025年5月に浜松市の「令和6年度ファンドサポート事業」の第2期において採択されたスタートアップ、First Penguins株式会社です。この企業は部活動の運営や学校事務のDX化に取り組んでおり、浜松市の認定制度を利用して、市内企業との連携を深めていく意向です。

01Booster Capitalのパートナーである立山冬樹氏は、この再認定について自信を持って語ります。「浜松市から再び認定を受けたことを光栄に思います。これまで私たちは24社のスタートアップに投資してきましたが、そのうちの8割以上がシードステージの企業です。First Penguinsもその一社であり、私たちの支援を通じて地域の発展に貢献できることを嬉しく思います」と述べています。

今後の取り組み

浜松市のVC制度を通じて、次のような取り組みを行っていく予定です。
1. 地域の有望スタートアップへの投資の強化: 浜松市をはじめとする地方を活性化するための製品・サービスの提供を行うスタートアップへの投資を加速させます。
2. 地域スタートアップの創出: 市内の企業が有する技術やアセットを活用した企業のスピンオフやスピンアウトを促進することにより、新たな事業の創出を目指します。
3. 成長を後押しするハンズオン支援: 採択企業であるFirst Penguinsや、既存のポートフォリオへの追加出資、さらには事業支援を引き続き行い、これらの企業の成長を後押ししていきます。

株式会社ゼロワンブースターキャピタルについて

株式会社ゼロワンブースターキャピタル（01Booster Capital Inc.）は、シード期のスタートアップおよび事業会社からのスピンオフ企業への投資を専門とする独立系ベンチャーキャピタルです。
同社は、事業会社との共創の機会を提供し、単なる資金支援だけでなく、実証や連携を通じた事業成長を支援することを目的としています。また、スタートアップと事業会社、さらには社会全体をつなげる存在となることで、日本の事業創造に新たな起点をもたらすことを目指しています。