日立が提供する「BuilMirai」の新サービス体系
株式会社日立製作所と株式会社日立ビルシステムは、デジタルサービス「BuilMirai」のサービスを拡充し、次世代のビルマネジメントへアップデートしました。今回の新サービスには、「スマート入退室管理サービス」「スマートビル管理サービス」、「スマートエネルギー管理サービス」が含まれ、これによりビルの運営効率が大幅に向上します。
ビル管理が変わる背景
近年、少子高齢化や脱炭素社会へのシフトにより、ビル運営においては積極的な改革が求められています。これには、人手不足や複雑な設備管理という課題も含まれます。ビル利用者の快適性や幸福度が重視される中、また、データセンターのようなクリティカルな施設では高い運用効率の確保が欠かせません。これらのニーズに応えるためにも、ビル内で発生するデータを統合的に活用する必要があります。
BuilMiraiの進化
2025年10月にBuilMiraiを「as a Service」型で提供する日立の新しい試みとして、特殊なドメインナレッジと先進的なAIを結びつけた次世代ソリューションを取り入れています。このサービスは、人、設備、エネルギーのデータを結びつけ、ビル運営の効率化や高度化をサポートするものです。その中で今回発表された新しいサービスにより、従来は別々に管理されていた情報をひとつのクラウド基盤上で統合しました。これにより、ビルオーナーや管理者は様々なシステムを扱う手間が省け、ビル運営の全貌を一目で把握できるようになります。迅速な意思決定も可能になることで、オペレーションの効率は大いに改善されることでしょう。
提供される3つの新サービス
新たに提供される「BuilMirai」のサービスは、以下の3つに分かれています。それぞれ、単独でも使用可能ですが、連携させることでさらに効果を発揮します。
1.
スマート入退室管理サービス
このサービスは、スマートフォンやICカードを利用して入退室を管理するもので、通行権限の管理やエレベーターの連携対応が可能です。これにより、利便性とセキュリティが両立し、利用状況に関するデータも蓄積されます。
2.
スマートビル管理サービス
設備の稼働状況やアラートをリアルタイムで監視でき、スマホやウェブから複数の拠点を一元管理できるようになります。また、日立ビルシステムの監視センターとの連携により、管理業務の効率化が実現します。
3.
スマートエネルギー管理サービス
このサービスでは、エネルギー利用の可視化や分析を行い、省エネ活動や脱炭素経営を支援します。ダッシュボードの刷新により、きめ細やかなレポート作成が可能です。
今後の展望
将来的には、BuilMiraiが人・設備・エネルギーに関するデータの連携をさらに強化し、AIを活用した先進的な機能も導入される予定です。これには、設備の予兆診断やエネルギーの最適化などが含まれ、ビル運営をより効率的にサポートすることが期待されています。
日立はこの新しいデジタルサービスを通じて、持続可能で価値のあるビル運営の実現を目指します。それだけでなく、データセンターなどの重要インフラへの展開も視野に入れ、社会全体のインフラ業務の高度化に寄与することを目指しています。
お問い合わせについて
サービスや新しい取り組みについての詳細は、
日立ビルシステムのWebサイトや
BuilMiraiの公式サイトをご確認ください。また、日立が主催する「Hitachi Social Innovation Forum 2026 JAPAN」での展示も予定されています。
日立のBuilMiraiは、未来のビルマネジメントをどう変えていくのか、今後の展開に注目が集まります。