直方市に新たな消防団制度が誕生
近年、全国的に消防団員の人数が減少している中、直方市もその影響を受けています。特に問題視されているのは、平日の日中における消防団員の出動可能数です。この時間帯には、市職員の出動により市民の安全が守られることが求められています。
機能別消防団制度の導入
そのため、直方市は新しい取り組みとして、機能別消防団の運用を開始しました。この制度により、本市の職員が火災現場に迅速に駆けつけ、市民の生命や財産を守るための活動を行います。特に、平日の日中に消防団員が不足する問題を解消することが目指されています。
発足式の実施
この機能別消防団の運用開始を記念するため、2023年7月1日(火)に「直方市機能別消防団発足式」が行われました。この式典には、直方市長や副市長、議長、消防団長など、多くの関係者が出席しました。式典では、市長の式辞や、議長の挨拶、消防団長の訓示が行われ、市民の安全への思いが込められた瞬間となりました。
機能別消防団とは?
機能別消防団とは、特定の活動に参加する消防団員を指します。例えば、消防団員の中でも時間帯を限定した活動や特定の災害対応に従事する者たちです。これにより、通常の消防団員活動を補完し、市民へのサービス向上を図る役割を果たします。
直方市機能別消防団の概要
この制度の具体的な内容については、以下のような概要が設定されています。
1.
名称 : 直方市機能別消防団
2.
活動内容 :
- 基本消防団員の活動支援および補助
- 現場指揮本部と連携した情報収集
- 被災者の保護および関係機関との調整
- その他住民を火災から保護するために必要な活動
3.
人数 : 29名(男性26名、女性3名、すべて直方市職員)
市内の安全を守るために、平日の昼間にも対応できる体制を整えることは、今後ますます重要になります。市職員が中心となって活動することで、よりスムーズな災害対応が可能とされ、市民の安全・安心の向上に寄与することを目指しています。
結論
直方市の機能別消防団制度は、災害時の迅速な対応を実現し、市民の安全を守る重要な一歩となります。今後、この新制度が地域の防災力を強化し、より良い社会の実現につながることが期待されています。