革新のIoTベッドセンサ
2019-10-29 11:40:03

医療現場を革新するIoTベッドセンサの共同開発で特許技術が注目

新たな医療の未来を構築するIoTベッドセンサ



株式会社リキッド・デザイン・システムズと日本光電工業が、病院や医療介護向けのIoTベッドセンサの共同研究開発を開始すると発表しました。この両社は、それぞれが育んできた技術を融合させることで、医療現場でのモニタリング環境を一新することを目指しています。

IoTベッドセンサの背景



現在の医療現場において、患者の健康状態を把握するためには様々なバイタルサインのモニタリングが欠かせません。しかし、従来のベッドサイドモニタ製品はセンサの取り付けや交換が必要であり、患者にとっては煩わしさ、病院にとっては手間とコストがかかっていました。これにより、軽症患者がモニタリングの対象外になるという課題がありました。

共同開発の特徴



今回の共同研究開発で注目されるのが、リキッドがすでに開発した保育・介護用見守りセンサの技術です。「Baby Ai」という製品では、体重3kgから90kgの乳児から成人、高齢者までを対象に、睡眠中の体調をモニタリングできる仕組みが整っています。この技術に、日本光電が持つバイタルサインの継続的測定の専門知識を加えることで、より信頼性の高いIoTベッドセンサの開発が進むと言います。

センサは小型化されており、設置も簡便です。ベッドの下にセンサ本体を置き、専用のセンサマットとACアダプターを接続すれば使用開始できます。この手軽さは、患者に負担をかけず、コストパフォーマンスの高いIoTベッドセンサの実現につながります。

期待される効果



このIoTベッドセンサは、病院や医療介護環境での簡易かつ安定的な測定を可能にします。患者のバイタルデータをリアルタイムで確認できることで、医療従事者は迅速な判断を下すことができ、患者も安心して治療を受けられる環境が整います。特に、低コストでありながら高品質なモニタリングが可能となることは、医療の現場において非常に歓迎されるニュースとなるでしょう。

企業からのコメント



リキッド・デザイン・システムズの代表取締役、遠山直也氏は、「私たちのVitalセンサ技術の根底には、30年以上にわたる技術者の努力がある。今回の共同開発により、医療現場においても信頼性、精度、耐久性の向上を図れると自信を持っている」と述べ、新たな医療市場へ展開する意気込みを見せました。

まとめ



この新しいIoTベッドセンサの開発は、今後の医療現場における革新を示唆しています。リキッド・デザイン・システムズと日本光電の共同研究がどのように実を結ぶのか、双方の技術の融合がもたらす未来に注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社リキッド・デザイン・システムズ
住所
神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目3番地4クレシェンドビル
電話番号
045-620-0703

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