人気ドラマを追い風に薬膳レシピ本が登場
2024年の冬に発売される薬膳レシピ本『からだが整う一汁一菜』が、早くも大ヒットの兆しを見せています。この本は、4月から5月に放送されたNHKドラマ10『しあわせは食べて寝て待て』がテーマにした「薬膳」に関連したレシピを多数紹介していることで、多くの視聴者や読者の注目を集めています。特に楽天ブックスの料理部門で日別ランキング1位を得るなど、反響が大きいです。
本書は、国際中医薬膳師であり、発酵料理家としても知られる著者、山田奈美さんが監修しています。彼女の料理は、スーパーで簡単に手に入る食材を使い、家庭で試しやすいことが特徴です。その内容は、「疲れにまつわる不調」、「胃腸の不調」、「女性ならではの不調」、「肌・美容に関する不調」、「気持ちの不調」といったテーマごとに章立てされており、読者は自身の体調に合わせたレシピを簡単に見つけることができます。
さまざまな不調を解消するレシピ
例えば、胃腸の不調にはドラマの象徴的な肉団子のスープが紹介されており、特に体調を整えたい時にぴったりの一品です。また、女性特有の貧血や生理痛に効果的なメニューとして、えびの甘酢炒めもおすすめされています。
肌や美容に関する不調には、さばとさつまいもの春巻きが良いとされ、見た目も美しい一皿が提供されています。同様に、気持ちの不調には、かじきの台湾風や、大根とゆずを使ったスープが提案されており、心を落ち着ける助けとなります。
優れた食材や料理法の解説
本書では「からだの不調別」に、特定の食材について詳細な解説もされており、各章の内容は非常に実用的です。「女性ならではの不調」に対する食材の選び方や、「肌・美容に関する不調」に最適な食材の紹介など、日常生活に役立つ知識が満載です。
著者紹介: 山田奈美さん
著者の山田奈美さんは、薬膳や発酵料理を指導する「食べごと研究所」の主宰でもあります。彼女は多くの人に向けて、素材を生かした優しい料理や、季節に応じた丁寧な暮らしを提案しており、幅広い世代から支持を受けています。特に、東京薬膳研究所の代表である武鈴子氏に学び、東洋医学や薬膳理論、食養生に深い知識を持っています。
山田さんは、自宅兼アトリエの「古家1681」にて、「和食薬膳教室」や「発酵教室」を開講し、健康的な食文化を提案し続けています。著書も多く、『はじめる、続ける。ぬか漬けの基本』や『かんたんでおいしい砂糖なしおやつ』、『二十四節気を愉しむ 季節の保存食』など、多岐にわたるテーマを扱った作品を手がけています。
書誌情報
書名:からだが整う一汁一菜
著者:山田奈美
発売日:2024年12月20日(金)
定価:1760円(税込)
ISBN:978-4-391-16345-2
発行所:株式会社主婦と生活社
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このように、薬膳はあなたの日々の生活に、体調を整える大きな力を持っているのです。多くの読者に愛され続けるこの本は、まさに一汁一菜の魅力を余すところなく伝えていると言えるでしょう。