令和の住み替え事情
2024-06-28 17:20:27

令和時代の住み替え事情:高騰する住宅価格、変化するライフスタイルと住まいの選択

高騰する住宅価格と変化する住み替え事情



近年、資材価格や人件費の高騰、低金利環境などが重なり、全国的に住宅価格が上昇しています。そんな中、三井住友トラスト・資産のミライ研究所は、1万人(18歳~69歳)を対象に「住まいと資産形成に関する意識と実態調査」を実施しました。本調査では、高額化が進む住まいに対する、住み替えの選択について、興味深い結果が得られました。

20代では2人に1人が住み替え経験あり



調査結果によると、過去3年以内に住み替えを行った割合は、20代で51.7%と、実に2人に1人が住み替えを経験していることがわかりました。就職や転勤など、ライフスタイルの変化が大きい年代であることが影響していると考えられます。一方、50代、60代では住み替え比率が1.5%と、大幅に減少しています。

住み替え理由:ライフスタイル変化とマネープラン



住み替え理由としては、20代では「勤務先への通勤」「家族構成の変化」「進学先への通学」などが上位を占めており、ライフスタイルの変化に合わせた住み替えが主流となっています。一方、持ち家への住み替え理由では、「住居費が高かったため」「住宅ローン金利が低かったため」といった、マネープランを意識した理由も上位にランクインしています。

30代では、賃貸、持ち家ともに「勤務先への通勤」「家族構成の変化」「住環境」といった理由が上位に挙がりました。

今後3年以内の住み替え意識:20代で半数、30代で3割



今後3年以内の住み替え意識については、20代で46.9%、30代で32.4%が住み替えを予定しているという結果になりました。特に20代では、賃貸から持ち家への住み替え意向が高く、将来的な安定した住居を望む傾向が見られます。

住み替えはライフスタイルの変化に合わせた選択



調査結果からは、各年代がそれぞれのライフステージに合わせて、住まいに対するニーズや価値観を持っていることが明らかになりました。住宅価格の高騰は、住まいに対する意識を変化させ、将来を見据えた住み替えの重要性を浮き彫りにしています。人生100年時代と言われる現代において、自身にとって最適な住まいのあり方を、今後も真剣に考えていく必要があるでしょう。

調査概要



調査名: 「住まいと資産形成に関する意識と実態調査」(2024年)
調査対象: 全国18~69歳(金融、調査、マスコミ、広告関連業種従事者を除く)
調査方法: WEBアンケート調査
調査時期: 2024年1月
* サンプルサイズ: 10,948人

詳しい調査結果はこちら



より詳細なアンケート結果については、三井住友トラスト・資産のミライ研究所のホームページをご覧ください。


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