スニフアウト、全形式ファイル対応の新システム「RAG Ready Converter」発表

スニフアウトが提案する「RAG Ready Converter」について

株式会社スニフアウトは、新たに「RAG Ready Converter（β）」という画期的なシステムを発表しました。このシステムは、画像やExcel、PowerPoint、PDFなど、さまざまなファイル形式をRAGが容易に処理できるテキストデータに自動変換します。これにより、RAGの精度が著しく向上し、企業にとって文書検索システムの構築が格段に容易になります。

RAGとは？

生成AIの導入が進む中、文書検索システムの構築を目指す企業が増えています。その中心となるのがRAG（Retrieval-Augmented Generation）です。RAGは、テキストデータを前提として設計されているため、テキスト以外の情報を含むファイル形式では制約が生じていました。このため、RAGを使用するためには、データをRAGが読み取りやすい形式に変換する必要があります。

課題と解決策

多くの企業が高精度なRAGの構築に取り組んでいるにもかかわらず、実際に成功しているのはほんの一握りです。その大きな要因の一つは、RAG Readyでないデータの取り扱いです。画像やグラフ、表などの非テキスト情報が混在することで、情報の欠如が生まれ、検索や生成の精度が低下してしまうのです。

スニフアウトは、この課題に応えるべく、データを自動でRAGが処理できるテキストに変換する独自の技術を開発しました。この技術により、画像やExcelファイル、PowerPointスライドなどもRAGが読み取れる形式に変換可能となり、精度を大幅に向上させることができます。現在、特許を申請中です。

RAG Ready Converterの詳細

「RAG Ready Converter」は、様々なビジネスファイルを高精度なテキストデータに変換します。具体的には、以下のようなファイルをRAGの精度を損なうことなく取り扱えるようにします。

- 画像: 画像内の情報を論理的に構造化したテキストに変換します。
- Excelファイル: 表示される情報の構造を保持したまま元データをテキスト化します。
- PowerPoint資料: プレゼンテーションの内容を情報の欠如なくテキスト化します。

この技術によって、社内外の情報資源が有効活用され、業務効率が飛躍的に向上します。

利用のしやすさ

「RAG Ready Converter」は使いやすさにも配慮しています。APIとしての提供はもちろん、GUI操作が可能なプレイグラウンドも用意しています。これにより、ITエンジニアはもちろん、ビジネスサイドの方々も直感的に利用できる形を実現しました。

体験例

クローズドベータテストでは、RAGの精度が56%から92%に向上し、取扱可能ファイル率も22%から91%へと劇的に改善される結果が得られています。この実績は、多くの企業が直面するファイル取り扱いの課題を解決できる可能性を示しています。

まとめ

スニフアウトの「RAG Ready Converter」は、あらゆる形式のファイルをRAGが容易に処理できるテキストデータに変換し、文書検索システムやデータ活用の新たな道を切り開きます。利用したい方は、ウェブサイトから新規会員登録を行ってください。これからのビジネスに欠かせないツールとなることでしょう。

詳細情報はこちら。