株式会社オートバックスセブンが、2024年7月に山形県と「災害時における徒歩帰宅者支援に関する協定」を結びました。この協定により、山形県内のオートバックスグループの7店舗が災害時の支援拠点として機能することが決まりました。
この取り組みは、大規模な災害発生時に帰宅が難しくなる「帰宅困難者」への支援を目的としています。具体的には、オートバックスの店舗が徒歩帰宅支援ステーションとして開放され、水道水やトイレの利用が可能になります。また、ラジオなどのメディアを通じて、地域の最新情報や帰宅可能なルートの案内を提供し、安全な帰宅をサポートします。
山形県内のオートバックス店舗には、店舗入口に『徒歩帰宅支援ステーション ステッカー』が掲出されており、誰でも簡単に支援が受けられる環境が整えられています。この協定により、全国で416店舗がこの支援体制に加わっています。
オートバックスセブンは、「社会の交通の安全とお客様の豊かな人生の実現」というビジョンのもと、さまざまな事業を展開しています。この取り組みも、困難な状況にある地域住民の安全と安心を確保し、利便性を向上させるための一環となっています。
さらに、オートバックスは、他の自治体とも同様の協定を結んでおり、各地で帰宅困難者の支援を行っています。地域社会に根ざした企業として、今後も災害に強い構造の構築や環境、社会的な課題への取り組みを進めていく考えです。
このような災害時の取り組みは、地域の一員としての責任を果たすだけでなく、利用者に対する安心感を提供する重要な施策です。そして、帰宅困難者が支援を求めやすくすることで、地域全体の安全につながると期待されています。災害は予測が難しいものなので、ハード面の整備とともに、こうした地域協力体制の構築はますます重要になってくるでしょう。
山形県とオートバックスセブンの連携は、単に商品やサービスを提供するだけでなく、地域の人々の生活を守る取り組みとして、大いに注目されています。この協定が多くの地域に広がり、他の企業や自治体も類似の支援体制を整えるきっかけになれば、さらに多くの人々を助けることができるでしょう。
最後に、災害時におけるサポートについての詳細は、オートバックスの公式サイトやお客様相談センター(0120-454-771)を通じて確認できます。安心して帰宅するための新たな試みが、今後も充実していくことを期待したいです。