介助犬育成の新たな支援、シンシアの丘にジアイーノ導入
愛知県長久手市には、日本初となる介助犬の専門訓練施設「介助犬総合訓練センター~シンシアの丘~」があります。この施設では、未来の介助犬となる犬たちが日々訓練を受け、常にスタッフとともに生活しています。訓練犬とそのスタッフにとって、衛生的で快適な環境を維持することは非常に重要です。
2023年6月、日本介助犬協会はパナソニックから4台の業務用脱臭機「ジアイーノ」を寄贈されました。このジアイーノは次亜塩素酸の力を借りて、空気中の細菌やニオイを効果的に除去します。特に、動物特有のニオイを軽減することができるため、犬舎や人の出入りが多い玄関ホールなどに設置され、多くの人々に快適な空間を提供します。
日本全国から訪れる見学者は、介助犬についての理解を深めようとシンシアの丘を訪れます。スタッフたちは「シンシアの丘に来場される方々が安心して施設内を利用できるよう、このジアイーノを大いに活用していきたい」と語っています。ジアイーノの導入が、より良い環境づくりに寄与することが期待されています。
介助犬とは
介助犬は、身体に障がいを抱える人々の日常生活を支援する特別な犬です。彼らは、落とした物を拾ったり、転倒時の緊急連絡手段担って携帯電話を持ってきたり、靴や靴下を脱がせるなど、障がい者のニーズに応じたサポートを行います。令和4年4月時点では、全国で59頭の介助犬が活動しており、盲導犬や聴導犬と共に障がい者の自立と社会参加を全面的に支援しています。
日本介助犬協会の活動
日本介助犬協会は、愛知県長久手市に介助犬総合訓練センターを、神奈川県横浜市に本部を置き、全国規模で介助犬の普及活動を行っています。犬たちの個性を活かしつつ、人と犬をつなぐ「Dog Intervention®」というアプローチにも力を入れています。これは動物による介入活動や療法を推進し、虐待や性被害を受けた子どもたちへの支援、発達障がいなどに悩む家族への犬の譲渡プログラム「With Youプロジェクト」なども含まれています。
ジアイーノについて
パナソニックが提供する「ジアイーノ」は、次亜塩素酸を使用した空間除菌脱臭機です。この製品は、空気を清浄に保つだけでなく、動物がいる環境においてもその効果を発揮します。詳しい情報は、パナソニックの公式ウェブサイトで確認することができます。
お問い合わせ
日本介助犬協会への問い合わせは以下の通りです。
シンシアの丘での取り組みが、公益的な活動の一環として、社会全体に良い影響を与えることを期待しています。今後も、介助犬の育成とその理解促進のために、さまざまな支援が広がっていくことが望まれます。