境町総合防災訓練が令和7年度に実施される
茨城県境町において、今年度の「境町総合防災訓練」が行われます。この訓練は、町が抱える最大の災害リスクである利根川の氾濫を前提にした広域避難をテーマとしており、「自らの命は自ら守る」という意識の啓発を目的としています。訓練の主催者である境町長は、災害犠牲者をゼロにするための取り組みを強く推進しています。
令和7年度の訓練概要
今年度の訓練は、6月29日(日)8時から12時まで行われ、初めて町外も活用した広域避難所への同時避難が実施されます。この訓練には932人が参加し、その中には655人の避難者が含まれています。避難訓練が終了した後は、境町文化村に集まり、関係機関や団体、協力企業とも連携した展示や体験訓練が行われます。
訓練スケジュール
訓練の日程は以下の通りです:
- - 8:00 災害対策本部会議
- - 8:30 警戒レベル3が発令され、避難所の開設及び避難者の移動が開始されます。
- - 9:15 警戒レベル4が発令され、住民の避難が始まり、避難所にチェックインする仕組みも導入されます。
- - 10:30 訓練終了式を行い、その後展示や体験訓練が始まります。
- - 12:00 訓練終了後、自衛隊や消防団との合同炊事所で昼食が提供されます。
避難所と訓練会場
本年度は以下の3箇所が避難所として利用されます:
- - 茨城県立総和工業高等学校(古河市)
- - 茨城県立八千代高等学校(八千代町)
- - 茨城県立坂東清風高等学校農場(坂東市)
展示体験訓練は、境町文化村で行われる予定です。
様々な協力団体
この訓練には、多くの機関や団体の協力が得られており、具体的には利根川上流河川事務所や境町消防団、境警察署などが参加しています。また、地域のバス協会や自衛隊とも連携し、円滑な訓練運営を図ります。
この施策を通じて、境町の住民は災害への備えを強化し、共助の重要性を再認識する絶好の機会になることでしょう。地域の安全を守るため、市民一丸となる重要な一日が待たれます。防災訓練に参加し、自らの安全を確保する意識を高めることは、地域社会全体の防災力向上に寄与するものです。今後の訓練の模様に注目し、日々の備えを忘れずに過ごしていきましょう。