株式会社ヴィスが手がけたオフィスデザインが受賞、成長する3社の取り組み

株式会社ヴィスがオフィスデザインを担当した3社が、第38回日経ニューオフィス賞で「ニューオフィス奨励賞」を受賞し、話題となっています。この賞は、日本経済新聞社と一般社団法人ニューオフィス推進協会が主催し、先進的なオフィス環境の普及と推進を目的としたものです。これにより、受賞した3社のオフィスデザインの背景や特徴について紹介します。

受賞企業とそのデザイン

ジェイアールセントラルビル株式会社

中部ニューオフィス奨励賞を獲得したのは、JRセントラルビルのオフィスです。オフィスは高層ビルの37階に位置し、窓面を活用した明るいデザインが特徴です。特に注目すべきは、来客用エリアとワークエリアの適切な分離です。この空間デザインは、社員の快適性だけでなく地方からの訪問者への印象を重視しています。見晴らしが良く、緑を取り入れることで、ビジュアルにもこだわった空間づくりがなされ、品性や遊び心を感じさせるよう設計されました。

株式会社ミラタップ

近畿ニューオフィス奨励賞を受賞したミラタップは、急激に拡大する社員数に対応するためのオフィス移転プロジェクトを実施しました。新たなオフィス環境は、「はたらく」ことを楽しく美しくするという理念の元に設計されており、居住空間の要素をオフィスに取り入れるなどしています。このデザインは、社員が自社製品に触れ合いながら働くことを促進する効果もあります。

株式会社アジャイルウェア

アジャイルウェアも近畿ニューオフィス奨励賞を受賞し、現代の働き方に合わせた設計が際立ちます。新たに移転したオフィスでは、より自由な働き方をサポートし、社員が自分らしく健康的に働ける環境を目指しました。アジャイルウェアのオフィスデザインには、企業の理念である「Feel Goodな明日をつくる」が巧みに表現されており、コミュニケーションの促進や健康面での配慮が徹底されています。

継続的な受賞と未来への取り組み

株式会社ヴィスは、2008年からオフィスデザインを手がけ、今回の受賞により累計で32件の受賞を誇ります。今後もオフィス環境の整備や働き方の提案を通じて、企業文化の改善と価値向上の支援を続けていくとしています。従来の空間デザインにとどまらず、企業全体の働く環境を革新することが求められる中、ヴィスはその先駆者としての役割を果たし続けます。