日本HPが設立した「HP ハイブリッドAI推進コミッティ」とは
株式会社日本HP(本社:東京都港区)は、企業や組織がローカルでのAI活用を推進する目的で、「HP ハイブリッドAI推進コミッティ」を複数の企業と共に設立しました。この取り組みは、AIの利用がクラウド中心からデバイスやエッジの環境での運用へと変わりつつある現状を踏まえたものです。
ハイブリッドAIの時代が到来
最近では、AIの活用環境が進化し、特にMicrosoftの「Microsoft Foundry on Windows」に見られるように、ローカル環境で動作する小型言語モデル(SLM)や大型言語モデル(LLM)の需要が高まっています。これにより企業は、機密データを外部に流出させることなく、低コストかつセキュアな方法でAIを利用することが可能になっています。また、オンデバイスAIはプライバシー保護やコスト削減を実現し、より快適なユーザーエクスペリエンスを提供します。
コミッティの具体的プログラム
日本HPとその会員企業は、2026年4月から様々なAIプログラムを提供する予定です。特に、幹事企業のWEELとGxPが中心となり、日本HPの法人客に向けたAI活用支援を行います。このプログラムには、無償と有償の2つのプランが設けられています。
無償プログラムの内容
1. Microsoft Foundry on Windowsでのサンプルライセンスやコード提供
2. 最先端AIテクノロジーの情報提供と実践的な研修
3. オープンモデルに適応したハードウェア仕様アドバイザリー
4. コミッティ参加企業のAIソリューションのPoC。
5. HPデバイスを利用したAIソリューションの導入支援。
有償プログラムの内容
1. 専門家によるAI導入コンサルティング
2. オンデバイスAIとハイブリッドAIの開発サポート
AI民主化の背景
日本HPの代表取締役社長である岡戸伸樹氏は、「私たちはAIの民主化という新たな時代に直面している」と述べ、ハイブリッドAIの導入が企業にとって重要な転換点であると強調します。従来のクラウド中心のAI運用は、コストや情報流出、通信環境への依存という問題を抱えていましたが、オンデバイスAIの普及により、企業は自身のニーズに最も適したAIシステムを自由に使えるようになったのです。
企業の連携の重要性
このコミッティには、日本マイクロソフト、NVIDIA、AMD、インテル、クアルコムなどの業界リーダーが参加しており、日本のAIソリューション企業や専門家と連携し、様々な業種や規模に応じたAI活用の機会を提供します。コミッティの目的は、日本国内のあらゆる組織がAI技術の恩恵を受けられる未来を創造することです。
未来への展望
HP Inc.は180カ国以上で革新的なAIシステム、デバイス、サービスを提供し、未来の働き方を支援しています。この新たな取り組みを通じて、日本におけるビジネスの成長を加速させることが期待されています。また、日本HPの公式サイトには、コミッティに関する詳細情報が掲載されていますので、ぜひご確認ください。