よこはま動物園でのオカピ赤ちゃん誕生
令和6年7月30日、神奈川県横浜市に位置するよこはま動物園で、オカピの赤ちゃんが誕生しました。この赤ちゃんはメスであり、同園にとっては10年ぶりの新しい命の誕生となります。母親のララは非常に落ち着いて子育てをしており、赤ちゃんは順調に成長しているとのことです。オカピの赤ちゃんは、9月17日から一般公開され、来園者はそのかわいらしい姿を間近で見ることができます。
公開と愛称投票の詳細
一般公開は9月17日(火)午前10時から開始が予定されています。ただし、動物の健康管理や天候により、展示時間が変更されることもあるため、注意が必要です。オカピ屋内展示場での公開は、当面の間午前10時から12時までの予定です。このため、来園予定の方は早めの時間に訪れることをおすすめします。
また、愛称投票も同時に行われ、赤ちゃんの名前を来園者から募ります。投票期間は9月17日から10月14日までで、オカピ屋内展示場前に設置された二次元バーコードを通じて投票が可能です。候補としては、以下の4つがあります。
- - ジュア: スワヒリ語で『太陽』。太陽のように明るく元気に育つことを願っています。
- - ウア: スワヒリ語で『花』。華やかさや美しさを持つオカピになってほしいとの願いが込められています。
- - キト: スワヒリ語で『宝石』。神秘的な輝きを持つ存在になることを期待しています。
- - フラハ: スワヒリ語で『幸福』。出会う人々に喜びを与える存在であってほしいという想いが込められています。
投票の結果は、園内やホームページで発表されますので、ぜひお気に入りの名前に投票してみてください。
オカピとは?
オカピの和名は「オカピ」、英名は「Okapi」で、学術名は「Okapia johnstonii」です。鯨偶蹄目キリン科に属し、主にコンゴ民主共和国の熱帯雨林に生息しています。この希少な動物は1901年に発見され、その独特な外見からシマウマの一種と誤解されることが多いですが、実際はキリン科の動物です。長い舌を使い、木の葉を食べる姿が特徴です。メスはオスよりも大きめで、オスには短い角が2本あります。この動物は国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定されています。
現在、よこはま動物園ではオカピが4頭(オス2頭、メス2頭)飼育されていますが、今回の誕生により国内のオカピ飼育園は合計で5頭となります。
よこはま動物園ズーラシアの基本情報
よこはま動物園には、入園料の設定があり、大人は800円、中人・高校生が300円、小・中学生が200円です。小学生未満は無料で、毎週土曜日は高校生以下が無料となる特典も用意されています。開園時間は09:30〜16:30で、休園日は毎週火曜日です。ただし、祝祭日には開園し、翌日に休園します。
また、交通アクセスとしては、相鉄線「鶴ヶ峰」や「三ツ境」駅からバスで約15分、JR横浜線の中山駅からもバスでのアクセスが可能です。
新しいオカピの赤ちゃんに会いに、ぜひよこはま動物園に訪れてみてはいかがでしょうか。