「ミガキイチゴ」が大阪・関西万博で復興の物語を発信

大阪・関西万博に出展するミガキイチゴ

2025年5月、国際的なイベントである大阪・関西万博が開催されます。この万博に、宮城県山元町の「ミガキイチゴ」を生産する株式会社GRAが出展することが決まりました。ミガキイチゴは、その美味しさから「食べる宝石」とも称され、多くの人々に愛されています。今回の展示は、復興庁が主催する「復興のストーリー」に基づいており、震災から立ち直ってきた地域の姿を伝えます。

目玉展示内容

ブースでは、まず「復興のストーリー」をテーマにしたパネル展示が行われます。ここでは、東日本大震災からの復興の歩みや、被災地からの強いメッセージを発信します。その一環として、ミガキイチゴに関する商品サンプルの展示も予定しています。特に、「ミガキイチゴ・シルバー」という商品の魅力に焦点を当て、それがどれほど厳しい基準で選別されているかを紹介します。

また、試食体験として「宮城県産ミガキイチゴのはちみつかけ」を提供します。これは、完熟のミガキイチゴに濃厚なはちみつをかけたデザートで、酸味と甘さの絶妙なバランスが楽しめる逸品です。この試食を通じて、多くの訪問者に宮城県の特産物の魅力を感じてもらえることでしょう。

開催情報

- イベント名: 大阪・関西万博テーマウィーク展示「東日本大震災からのよりよい復興（Build Back Better）」
- 開催場所: 大阪・関西万博復興庁展示 EXPOメッセ会場 Kizuna（食・水産）ゾーン
- 開催日時: 2025年5月19日（月）～ 5月24日（土） 9:00〜21:00

入場にはチケットが必要ですが、試食体験は無料で、数に限りがあるため早めの体験をお勧めします。もし品切れの際はご了承下さい。

GRAの取り組み

株式会社GRAの副社長である橋元洋平氏は、東日本大震災によって大きな打撃を受けた山元町のいちご産業を復興させるための日々の努力について語ります。GRAは、高級イチゴ「ミガキイチゴ」の生産を通じて、農業の新たな価値を見出そうと努めています。最新のITを駆使して、誰でも参加可能なイチゴ作りのノウハウを確立しています。

特に、新規就農希望者向けに支援事業を展開し、6次産業化を推し進めるとともに、観光イチゴ農園「ミガキファーム」やイチゴスイーツ専門店「いちびこ」を運営し、地域の魅力をさらに高めています。これにより復興と産業の発展だけでなく、未来を見据えた挑戦も続けています。

大阪・関西万博では、こうしたGRAの取り組みを通じて、復興の歩みとともに新しい未来への希望を感じていただけることを願っています。詳しい情報は、公式サイトを通じて発信されています。