AGCがCES 2024で革新的な自動車向け素材を発表
AGCは、ラスベガスで開催されたCES 2024において、次世代モビリティ向けの先進的な素材とソリューションをここに展示しました。このイベントは2回目の出展であり、当社の高技術責任者である倉田英之が多くの来場者との対話を通じて、AGCが信じる未来の自動車のビジョンを共有しました。特に、自動車のガラスを単なる窓ガラスからマルチファンクション化するという考えが大きな注目を集めています。
提案された主な素材とソリューション
AGCが2024年のCESで紹介した高性能素材は、以下の3つのカテゴリーに分かれています。
1. Detection(検知)
Wideyeは、自動運転技術に欠かせないLiDARなどの光応用センサー用ガラスです。この特殊なガラスは、赤外線を透過し、先進運転支援システムや自動運転車両の能力を最大限に引き出します。これにより、より安全で効率的な運転が可能になると期待されています。
2. Connection(繋がり)
ガラスアンテナは、車両デザインを損なうことなく設置できる優れた技術です。このガラスは5Gの全周波数に対応しており、既存の窓ガラスの内側に取り付けることで、車両の通信能力を飛躍的に向上させます。例えば、Halo.Car社の無人EVレンタカーサービスでは、このガラスアンテナを利用して、通信途絶を低減しています。
3. Comfortability(快適さ)
カバーガラスは、AGCが世界で初めて商業化した製品です。安全性、視認性、デザイン性を兼ね備えたこの製品は、大型曲面ディスプレイ向けのもので、反射防止膜や指紋防止膜などの技術が施されています。これにより、ドライバーや乗員にとって快適で使いやすい空間を提供します。
今後の展望
AGCは、次世代モビリティにおける自動車ガラスの可能性について、倉田CTOが語ったように、今後も新たな技術開発に取り組んでまいります。このような素材とソリューションにより、我々の未来の移動手段がどう変わるのか、非常に楽しみです。AGCの進化する技術に期待が高まります。
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CESについて
CES(Consumer Electronics Show)は全米民生技術協会(CTA)が主催する、世界最大級のテクノロジー見本市です。次世代のガジェットや革新技術に触れられるこの場は、業界関係者だけでなく、一般消費者にも注目されています。詳細については
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