碧海信用金庫とStaywayが推進する補助金支援
愛知県安城市に本店を構える碧海信用金庫が、大阪市を拠点にする株式会社Staywayと業務提携を結びました。この提携により、補助金支援のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進むことが期待されており、中小企業の経営支援が一層強化されます。
業務提携の内容
Staywayが提供する「補助金クラウド」を活用することで、碧海信用金庫の担当者は、補助金や助成金に関する幅広いデータプラットフォームにアクセスが可能になります。これにより、地域の全てのお客様に対して最適な補助金提案を行い、支援体制の強化を図ります。
具体的には、システムに簡単なキーワードを入力するだけで、3000以上の補助金や助成金の中から、条件に合致したものを瞬時に検索できる機能が充実しています。また、公認会計士などの専門家がリアルタイムで相談に応じるチャット機能も搭載されており、迅速な対応が見込まれています。
お客様が補助金申請を希望する際には、専門家によるサポートや申請支援サービスを受けることができ、ワンストップで全ての手続きを完結できる体制が整います。
業務提携の背景
碧海信用金庫は地域の中小企業を支えるため、金融支援だけでなく、経営課題の解決にも取り組んでいます。これまでも補助金情報の提供や相談対応を行ってきましたが、特に脱炭素関連の補助金や地域外の自治体による補助金情報を集める作業には多くの時間を要していました。一方で、補助金の申請手続きも時間と専門知識が必要なため、実際に支援できる件数には限りがあり、深刻な課題になっていました。
こうした現状に対し、Staywayの専門知識と経験を借りることで、これらの課題を解決し、補助金支援の体制がさらに強化されることが合意に至ります。
今後の展望
この提携に関して、碧海信用金庫コンサルティング営業部の荒井一郎部長は「長期ビジョンである‘すまいるプロデュース’の実現に向け、コンサルティングサービスの強化やデジタルサービスの向上に取り組んでいく」と語っています。
Staywayの代表取締役、公認会計士の佐藤淳氏も「地域との深い繋がりを大切にし、補助金活用支援を通じて地域経済の持続可能な発展に寄与する」と意気込みを示しています。
補助金クラウドとは
「補助金クラウド」は、金融機関や企業、士業向けの補助金申請デジタルサービスです。複雑な補助金情報を整理し、中小企業ニーズに合わせた情報を提供しています。これにより公平な成長機会を創出するプラットフォームの構築を目指しています。
さらなる詳細は「補助金クラウド」の公式ウェブサイトで確認できます:
補助金クラウド
まとめ
この業務提携により、碧海信用金庫はより強固な経営支援体制を築くことが期待され、地域の中堅・中小企業が専門的な支援を受けられる環境が整いつつあります。地域経済の発展に寄与するこの取り組みに、今後の展開が注目されます。