AP通信社、映像プラットフォーム刷新
2012-09-13 14:00:02
AP通信社、アーカイブ映像プラットフォーム刷新でデジタル展開本格化
AP通信社、アーカイブ映像プラットフォーム刷新でデジタル展開本格化
世界最大級の国際ニュースネットワークを誇るAP通信社が、アーカイブ映像事業の強化に向け、新たなデジタルプラットフォームを発表しました。このプラットフォームは、オンライン映像需要の高まりに対応するため、同社が保有する膨大な歴史的映像へのアクセスを拡大するものです。
高解像度化とコンテンツ拡充
AP通信社は、2023年2月から3万2000時間もの映像を高解像度でデジタル化しており、この取り組みは、より高品質な映像を提供するための重要なステップです。デジタル化された映像には、国際ニュースやエンターテインメント分野の貴重なコンテンツが含まれており、その数は今後さらに増加していく見込みです。
コンテンツ提携先の拡大
AP通信社は、コンテンツ提携先も積極的に拡大しており、北朝鮮国営の朝鮮中央テレビなどとの連携も発表されています。多様な視点を取り入れることで、より包括的なアーカイブ映像を提供することを目指しています。
成長著しい映像市場への戦略的対応
AP通信社のビデオ・アーカイブ局長であるアルウィン・リンジー氏は、アーカイブ映像事業の収益が近年増加していること、そしてオンライン映像ニュース市場の成長を背景に、このプラットフォームへの投資が将来的な事業拡大に大きく貢献すると確信していると語っています。特にヨーロッパやアジア市場での成長には大きな期待を寄せています。
歴史的映像のデジタル化による価値向上
AP通信社のアーカイブには、第二次世界大戦、タイタニック号やヒンデンブルク号の事故、英国女王の即位60周年、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺といった歴史的イベントの映像、さらにはエルビス・プレスリーやビートルズ、マリリン・モンローといった著名人の貴重な映像など、数多くの歴史的コンテンツが保存されています。これらの映像を高解像度でデジタル化することで、その価値はさらに高まり、新たな需要の創出につながると期待されています。
日本における販売代理店:株式会社アフロ
AP通信社のアーカイブ映像を日本で販売している株式会社アフロの青木紘二代表取締役は、このプラットフォーム刷新が、貴重な歴史的コンテンツをより手軽に利用できる機会を創出すると述べています。アフロは、AP通信社のアーカイブ映像の日本における公式販売代理店として、日本のユーザーに高品質な映像を提供していく役割を担っています。
多様なプラットフォームへの配信拡大
AP通信社は、HDでのニュース配信だけでなく、従来よりも多くのプラットフォームを通じてコンテンツを提供できるようになっています。同社の上席副社長であるデイジー・ヴィーラシンハム氏は、これにより、デジタルメディアやニュースメディアからの需要増加に対応できると述べています。
今後の展望
AP通信社は、今後も新たな機能やデジタル化コンテンツをプラットフォームに追加していく予定であり、アーカイブ映像事業のさらなる発展が期待されます。詳細は、公式ウェブサイト(www.aparchive.com)を参照ください。
会社情報
- 会社名
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AP通信社
- 住所
- 450 W. 33rd St. New York, NY 10001
- 電話番号
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