地域の食文化を伝える茅乃舎が金沢の治部煮を販売開始

茅乃舎が贈る金沢の郷土料理「治部煮のだしとつゆ」

福岡県に本拠地を置く久原本家グループが展開する「茅乃舎」から、金沢の伝統的な郷土料理「治部煮のだしとつゆ」が新たに発売されます。この製品は2024年10月21日からの販売開始で、金沢の食文化を未来へとつなげるという理念のもとに製作されています。

治部煮の魅力

金沢の治部煮は、一般的に鴨肉や鶏肉、それにすだれ麩や旬の野菜を組み合わせて煮る料理です。今回茅乃舎が仕立てた治部煮のだしとつゆでは、地元の名産である加賀麩不室屋の車麩を使用。150年以上の歴史を誇るこの専門店の麩は、職人の手仕事によるもの。煮ることでしっかりとした食感になり、だしを十分に吸収します。

料理の特徴

「治部煮のだしとつゆ」は、だしの旨みを活かしたさっぱりとした味が特徴です。専用のつゆには、鰹や昆布の深い旨味とほんのり生姜が効いており、最後にはつゆを楽しんでいただけるように煮汁をたっぷりと使用しています。キャベツや人参、車麩を茅乃舎のだしで煮込むだけという簡単な手順ながら、手間をかけた本格的な一品として楽しめます。

かつての金沢の食卓

約40年前の金沢では、家庭で麩を常備するという光景が日常的に見られました。「加賀麩」と呼ばれるこの麩は、質の高い材料を使い、職人による伝統的な製法で作られています。麩は料理に体積と風味を加え、さまざまな料理で愛されています。

茅乃舎では、ただ製品を提供するだけでなく、日本の食文化の素晴らしさを次世代へと引き継ぐ活動にも力を入れています。自社の製品を通じて、土地の食材や特色を尊重し、地域ごとの味を大切にしながら、日本の食の未来を築いていくという想いが込められています。